“新生児蘇生法テキスト”の感想
書籍名
新生児蘇生法テキスト
レビューした人
初期研修医2年目産婦人科志望
総合評価
★★★★★★★★☆☆
読み返し度
★★☆☆☆
この参考書を読むタイミング
研修医2年目
この参考書を一文で表すなら
産婦人科・小児科志望なら受講お勧めです
読者の感想
日本周産期・新生児医学会からNCPRです。
僕は研修医2年目の10月に取りました。
名前の通り、新生児の蘇生法を学習できます。PALSやBLSとは新生児という点で異なります。
ちなみについこの間ガイドラインが2020版に改訂になってます!(僕が受けたのは2015…)
きっかけは小児科を回ったときに、教授から、産婦人科志望ならアルゴリズムは知っておこう、と言われ、だったら実際に講習会に参加して、体で覚えようと思いました。
会場は助産院で、研修医の僕の他に、産婦人科の先生、麻酔科の先生、助産師さんと、合計で8人程度でした。
3人1組でアルゴリズムを見つつ蘇生シュミレーションを行い、意見を出し合ったりして、とても勉強になりました。
その場で初対面でお会いした産婦人科の先生とは将来の話などができ、輪が広がる楽しさもありました。
産婦人科・小児科など、周産期に携わる科に進む方には受講を強くお勧めします。
”マンガでわかる!子どものアトピー性皮膚炎のケア”の感想
書籍名
レビューした人
総合評価
★★★★★★★★☆☆
読み返し度
★★★☆☆
この参考書を読むタイミング
あ
この参考書を一文で表すなら
あ
読者の感想
あ
“ねころんで読める てんかん診療”の感想
書籍名
ねころんで読める てんかん診療
レビューした人
脳卒中内科医先生
総合評価
★★★★★★★★☆☆
読み返し度
★★★☆☆
この参考書を読むタイミング
研修医2年目, 後期研修の働きたて, 後期研修中やそれ以降
この参考書を一文で表すと
てんかん診療の心構え・全体像をつかむ本
読者の感想
てんかんは難しそうな本が多い中、読みやすそうだなと思い手に取りました。医師3年目くらいに読みました。てんかん専門医が非専門医向けに書かれた参考書です。
見開きA4サイズで、全部で200ページないくらいですが、「ねころんで読める」の題名通りあまり気負わずにササっと読み込めます。
内容としては、①問診、②診断・検査、③抗てんかん薬、④外科治療、⑤てんかんと生活、で構成されています。救急の本ではなく、てんかん重積の対応などの記載はありません。また、脳波の判読なども同様です。
「発作ゼロ、副作用ゼロ、不安ゼロ」を目標として、患者に寄り添ったてんかん診療の心構え・全体像をつかむための本、くらいの立ち位置かと思います。患者と筆者とのソーシャルメディアでのやり取りがいくつも紹介されていたのが面白かったです。また、抗てんかん薬のイメージがつかみやすくなるような解説もよかったです。
その他、具体的な内容を紹介したいですが、トピックが多く紹介しきれません。これから始めててんかんを学ぶ方には、勉強のハードルを下げる役割としてオススメできます。
レビューした人
小児科医5年目(サイト運営の次郎作)
総合評価
★★★★★★★★☆☆
参考書のレベル
後期研修中
読者の感想
この参考書はてんかん専門医が何を大切にしており、どう考えているのか、またてんかん患者をどのようにフォローしていくべきかが分かりやすく解説されており、とてもおすすめです。
特に若手小児科医でもてんかん治療を主体的に行う方などにはおすすめでしょう。
また、薬剤のイメージや役割(レベチラセタムやラモトリギン)がとてもキャッチーに分かりやすく書いてあるがとてもよかったです。
“小児けいれん重積 治療ガイドライン 2017”の感想
書籍名
小児けいれん重積 治療ガイドライン 2017
レビューした人
小児けいれん重積 治療ガイドライン 2017
総合評価
★★★★★★★★☆☆
参考書のレベル
研修医働きたて
読者の感想
病院によっては独自のプロトコルでけいれん重積に対応しています。
その弊害として、けいれん重積の一般的な対応を知らない、自分の使っている薬の量が他と比べて多いのか少ないのか知らない、ましてや薬剤を用意できない、などの後期研修医を生んでしまいます。
独自のプロトコールやフローチャートは覚えてしまえば楽ですが、さらなる学びを失う思考停止にもなり得るので、自分でもなるべく勉強してフローチャートを咀嚼するといいと思います。
“小児てんかんの最新医療”の感想
書籍名
“小児てんかんの最新医療”
レビューした人
小児科医4年目(サイト運営の次郎作)
総合評価
★★★★★★★★☆☆
読み返し度
★★★★☆
参考書のレベル
発展編、後期研修働きたて向け
読者の感想
最新と言いつつ2014年が最終改訂が古いのが玉にキズではありますが、
内容はとてもよいです。
各症候群ごとの説明や、薬剤ごとの説明、特に「治療終了と再発」という項目の再発のデータや、治療期間中の定期検査のすすめ方などとても勉強になりました。
特に頻度の高いてんかんの臨床像や脳波所見、薬剤治療と予後などは意識的に学んでいくとよいでしょう。