「循環器内科・心電図」★8点の教科書

“個人授業 心臓ペースメーカー 適応判断から手術・術後管理まで”の感想

書籍名

個人授業 心臓ペースメーカー 適応判断から手術・術後管理まで

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レビューした人

医師3年目 循環器内科医

 

総合評価

★★★★★★★★☆☆

 

読み返し度

★★★★☆

 

参考書のレベル

標準編

 

使用した場面、役立ったエピソード

いつ:循環器内科初期研修中
どのように:ペースメーカー患者の管理やモードの理解について

 

読者の感想

ペースメーカーについて基礎から解説された本です。
対象としてはペースメーカーを初めて学ぶ医療従事者・循環器内科専攻を考えている若手医師が良いと思います。

200ページ程度の本で、前半は徐脈性疾患とそのペースメーカー適応について記述し、後半はペースメーカーの手術手技・設定について書かれています。
DDDやVVI、AV delayやアンダーセンス、オーバーセンス等の言葉がいまいち理解できていない方には是非一読をお勧めします。
対話形式で進めていく本になるので、対話形式の記載が苦手な方は避けたほうが良いかもしれません。また、出版年度は2010年と古いですが、ペースメーカー留置の適応や手術手技については2020年現時点でもそこまで大きくは変わりませんので、その点は気にされなくて良いと思います。

“ザ・マニュアル 心不全のセット検査”の感想

書籍名

ザ・マニュアル 心不全のセット検査

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レビューした人

医師3年目 循環器内科医

 

総合評価

★★★★★★★★☆☆

 

読み返し度

★★★★☆

 

参考書のレベル

標準編

 

使用した場面、役立ったエピソード

いつ:循環器内科研修中
どのように:担当患者に対してどのような検査が必要かを組み立てるとき。

 

読者の感想

その名の通り心不全患者の基礎疾患検索のために必要な検査がマニュアル化されて記載されています。

本来であれば病態生理に沿って必要な検査等を考慮できるのが理想とは思われますが、現実の研修医にそこまでの余裕はないと思われます。本書は各病態(心筋症・弁膜症・不整脈等)に応じて考慮すべき検査が列挙されています。担当患者さんを持つたびにこの本を開き必要な検査を考えていけば自ずと知識が身についていくと思います。また、日々の仕事を効率化するために本書のセット検査を病院のカルテ等に登録しておくと日々の診療に余裕が出ると思います。

“ザ・マニュアル 心不全の心カテ”の感想

書籍名

ザ・マニュアル 心不全の心カテ

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レビューした人

医師3年目 循環器内科医

 

総合評価

★★★★★★★★☆☆

 

読み返し度

★★★★☆

 

参考書のレベル

標準編

 

使用した場面、役立ったエピソード

いつ:初期研修~後期研修(循環器)
どのように:目の前の患者にどのようなカテーテル検査が必要かを判断するとき。

 

読者の感想

カテーテル手技について詳細に記載された本は現時点で多くあります。この本の特徴は手技の手順や注意点を羅列しているのでは無く、病名ごとに必要なカテーテル検査の種類とその手技の注意点を記載している点です。手技本ではカテーテル検査の手技事態については良くわかりますが、現実的にその検査がどのような人に必要でどのような人には不要なのかということについてはあまり記載されていないように思います。

その点本書では例えば拡張型心筋症の心カテプロトコルと銘打って必要な道具や行うべき検査が列挙されており、実臨床で参考にしやすく即座に活かしやすい構成となっています。
目の前の患者にどのようなカテーテル検査が必要なのか?ということがいまいちわからない研修医・若手循環器医師には一読をお勧めします。(手技事態の記載についてはやや物足りないところもありますので、手技の知識を身に着けたい!という方は別の本が良いと思います)

“明日のアクションが変わる 循環器救急の真髄 教えます”の感想

書籍名

明日のアクションが変わる 循環器救急の真髄 教えます

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読んだ人

医師3年目 循環器内科医

総合評価

★★★★★★★★☆☆

 

読み返し度

★★★★☆

 

参考書のレベル

標準編

 

使用した場面、役立ったエピソード

いつ:循環器を志望するようになった初期研修医~後期研修

どのように:自信をもって循環器救急に対応できるようになる。

 

読者の感想

本書は心筋梗塞・肺塞栓・急性心不全等の循環器救急の初療~CCU管理について記載された本です。
対象としては循環器を志望する初期研修~後期研修医が最も適切と思われます。私自身現在でも時折読み直し、日々の臨床に役立っています。
本書の特徴として詳細なエビデンスを掲載しつつそれぞれに応じた筆者の考えを記述しており、文体が非常に読みやすいことと、それぞれにcase studyがついており、現場での循環器医の思考を追想できる点があげられると思います。
通読することも良いですが、chapterで分けられていますので、日々の臨床で困ったときにそのchapterを読むだけでも十分に勉強になるかと思います。
また、冒頭に救急診療の総論のようなものがかかれており、そこにも非常に勉強になることが記載されています。

“聞きたかった!心房細動の抗凝固療法”の感想

書籍名

聞きたかった!心房細動の抗凝固療法

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¥3,300 (2020/09/29 14:02:16時点 Amazon調べ-詳細)
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総合評価

★★★★★★★★☆☆

 

読み返し度

★★★★☆

 

参考書のレベル

入門編

 

使用した場面、役立ったエピソード

いつ:心房細動に出会ったとき

どのように:抗凝固法の基礎を学べる

 

読者の感想

(2020年2月 記)

研修医2年目、脳卒中内科を研修中に購入して読みました。ワーファリン、NOAC/DOACについての知識が必須だったからです。

自分は脳卒中を専門とするようになりましたが、今や心房細動はcommon deseaseであり、どんな医師でもある程度の知識、すなわちリスク評価を行い、抗凝固療法を使えるようになる必要があると思います。救急外来でたまたま心房細動を見つけてしまったけど、近医循環器を受診するようにと指示するだけだったり、入院時に心電図をみていなかった整形外科の患者をこの1年間だけでも何人か血栓回収しましたし、それも叶わず寝たきりになった方もいます。訴訟問題もあり得ます。

本書はまず読みやすさが抜群でした!2.3日あれば読み切れると思います。まず簡単な心房細動についての復習から始まり、ワーファリン、NOAC/DOACの説明に続きます。一通り必要な知識が得られます。

ただ、この分野は日々新たなデータが出てくるもので、2015年発刊と特別古くはないですが最新データの記載はありません。そういう点も考慮して総合評価は8としました。

とはいえ、抗凝固療法の土台となる知識を効率よく素早く勉強するにはとてもオススメです!