「循環器内科・心電図」★8点の教科書

“恋する心エコーメルクマール編”の感想

書籍名

 恋する心エコー メルクマール編

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¥2,750 (2021/01/23 12:44:37時点 Amazon調べ-詳細)
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レビューした人

 脳卒中内科医先生

 

総合評価

★★★★★★★★☆☆

 

読み返し度

★★★★☆

 

この参考書を読むタイミング

研修医1年目

 

この参考書を一文で表すなら

心不全管理と心エコーの解釈を学べる

 

読者の感想

研修医2年目で購入しました。個人的にとても役に立った1冊です。

漫画の単行本サイズで、全200ページくらいです。 本書はいわゆる心エコーのハウツー本ではありません。心不全管理の難しい本でも循環器疾患の各論を学ぶものでもありません。「心不全患者の病態理解と評価ポイント、そしてそれを心エコーではどう評価するのか」といった内容です。

主人公のストーリーを交えてわかりやすく解説し、基礎的な内容から学べるため非常にイメージが湧きやすいです。心エコーのレポートを見てもLVEFとIVCしかわからなかった当時の自分ですが、本書での勉強後はE波やA波、e’、E/e’なども理解できるようになりました。 圧-容量曲線の理解はやっぱり難しかったですが、個人的にはFrank-Starling曲線にForrester分類を重ねた血行動態の考え方や、拡張障害の評価の説明が他書と比較して非常にわかりやすくて勉強になりました。

本書だけで心エコーや心不全管理ができるようになるものではありませんが、心エコーの手技を学ぶ前に、また、心不全管理での心エコーの評価を勉強する際に、初学者では本書が一助となるのではないかと思います。

“個人授業 心臓ペースメーカー 適応判断から手術・術後管理まで”の感想

書籍名

個人授業 心臓ペースメーカー 適応判断から手術・術後管理まで

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レビューした人

医師3年目 循環器内科医

 

総合評価

★★★★★★★★☆☆

 

読み返し度

★★★★☆

 

参考書のレベル

標準編

 

使用した場面、役立ったエピソード

いつ:循環器内科初期研修中
どのように:ペースメーカー患者の管理やモードの理解について

 

読者の感想

ペースメーカーについて基礎から解説された本です。
対象としてはペースメーカーを初めて学ぶ医療従事者・循環器内科専攻を考えている若手医師が良いと思います。

200ページ程度の本で、前半は徐脈性疾患とそのペースメーカー適応について記述し、後半はペースメーカーの手術手技・設定について書かれています。
DDDやVVI、AV delayやアンダーセンス、オーバーセンス等の言葉がいまいち理解できていない方には是非一読をお勧めします。
対話形式で進めていく本になるので、対話形式の記載が苦手な方は避けたほうが良いかもしれません。また、出版年度は2010年と古いですが、ペースメーカー留置の適応や手術手技については2020年現時点でもそこまで大きくは変わりませんので、その点は気にされなくて良いと思います。

“ザ・マニュアル 心不全のセット検査”の感想

書籍名

ザ・マニュアル 心不全のセット検査

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レビューした人

医師3年目 循環器内科医

 

総合評価

★★★★★★★★☆☆

 

読み返し度

★★★★☆

 

参考書のレベル

標準編

 

使用した場面、役立ったエピソード

いつ:循環器内科研修中
どのように:担当患者に対してどのような検査が必要かを組み立てるとき。

 

読者の感想

その名の通り心不全患者の基礎疾患検索のために必要な検査がマニュアル化されて記載されています。

本来であれば病態生理に沿って必要な検査等を考慮できるのが理想とは思われますが、現実の研修医にそこまでの余裕はないと思われます。本書は各病態(心筋症・弁膜症・不整脈等)に応じて考慮すべき検査が列挙されています。担当患者さんを持つたびにこの本を開き必要な検査を考えていけば自ずと知識が身についていくと思います。また、日々の仕事を効率化するために本書のセット検査を病院のカルテ等に登録しておくと日々の診療に余裕が出ると思います。

“ザ・マニュアル 心不全の心カテ”の感想

書籍名

ザ・マニュアル 心不全の心カテ

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¥4,180 (2021/01/23 12:44:39時点 Amazon調べ-詳細)
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レビューした人

医師3年目 循環器内科医

 

総合評価

★★★★★★★★☆☆

 

読み返し度

★★★★☆

 

参考書のレベル

標準編

 

使用した場面、役立ったエピソード

いつ:初期研修~後期研修(循環器)
どのように:目の前の患者にどのようなカテーテル検査が必要かを判断するとき。

 

読者の感想

カテーテル手技について詳細に記載された本は現時点で多くあります。この本の特徴は手技の手順や注意点を羅列しているのでは無く、病名ごとに必要なカテーテル検査の種類とその手技の注意点を記載している点です。手技本ではカテーテル検査の手技事態については良くわかりますが、現実的にその検査がどのような人に必要でどのような人には不要なのかということについてはあまり記載されていないように思います。

その点本書では例えば拡張型心筋症の心カテプロトコルと銘打って必要な道具や行うべき検査が列挙されており、実臨床で参考にしやすく即座に活かしやすい構成となっています。
目の前の患者にどのようなカテーテル検査が必要なのか?ということがいまいちわからない研修医・若手循環器医師には一読をお勧めします。(手技事態の記載についてはやや物足りないところもありますので、手技の知識を身に着けたい!という方は別の本が良いと思います)

“明日のアクションが変わる 循環器救急の真髄 教えます”の感想

書籍名

明日のアクションが変わる 循環器救急の真髄 教えます

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¥7,040 (2021/01/23 12:44:40時点 Amazon調べ-詳細)
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読んだ人

医師3年目 循環器内科医

総合評価

★★★★★★★★☆☆

 

読み返し度

★★★★☆

 

参考書のレベル

標準編

 

使用した場面、役立ったエピソード

いつ:循環器を志望するようになった初期研修医~後期研修

どのように:自信をもって循環器救急に対応できるようになる。

 

読者の感想

本書は心筋梗塞・肺塞栓・急性心不全等の循環器救急の初療~CCU管理について記載された本です。
対象としては循環器を志望する初期研修~後期研修医が最も適切と思われます。私自身現在でも時折読み直し、日々の臨床に役立っています。
本書の特徴として詳細なエビデンスを掲載しつつそれぞれに応じた筆者の考えを記述しており、文体が非常に読みやすいことと、それぞれにcase studyがついており、現場での循環器医の思考を追想できる点があげられると思います。
通読することも良いですが、chapterで分けられていますので、日々の臨床で困ったときにそのchapterを読むだけでも十分に勉強になるかと思います。
また、冒頭に救急診療の総論のようなものがかかれており、そこにも非常に勉強になることが記載されています。