書籍名
初めてのけいれん さあどうするか
レビューした人
小児科医5年目(サイト運営の次郎作)
総合評価
★★★★★★★★☆☆
参考書のレベル
後期研修医働きたて
読者の感想
けいれんの対応は、小児救急対応の基本にして真骨頂です。
市中病院では基本的に後期研修医がけいれん重積の対応を任されることになります。
「初療の採血では血糖や電解質が一番大事」
「けいれんは止まったのか、続いているのかをどう見極めるか」
けいれんの前・中・後での問診を意識しろ」
など、どれも大事な知識ばかりです。
もし少しでもけいれん対応に不安があれば、一度は読んでください。
レビューした人
医師4年目、脳卒中内科医
総合評価
★★★★★★★★★☆
読み返し度
★★★★☆
参考書のレベル
入門編
使用した場面、役立ったエピソード
どのように:けいれんへの対応、考え方を学べる
読者の感想
(2020年2月 記)
研修医2年目に読みました。
「てんかん」ではなく「けいれん」にフォーカスを当てた良書です。多くの医師に必要なのはてんかんの診療ではなく、てんかんを見たときの対処、考え方でしょう。
本書では、まずけいれんを止める、てんかんかどうかはその後考える、というところから始まります。そして、いつ?何してるとき?どんな発作?どれくらいの時間?発作後の様子は?と問診すべき事の説明がわかりやすいです。搬入時はけいれんが既に止まっている事も多く、発作を目撃した人にこれらの問診を行い、急性症候性発作を除外したうえで専門科にコンサルトが出来るだけで、優れた研修医・救急医と言えるでしょう。
小児科の先生が執筆されていますが、全ての医師にオススメです。読めば明日からのアクションが変わる。そんな本です!