書籍名
マクギーの身体診断学
総合評価
★★★★★★★☆☆☆
読み返し度
★★★☆☆
参考書のレベル
標準編
使用した場面、役立ったエピソード
どのように:身体所見を感度・特異度から考え、その所見に価値があるかを知ることができた
読者の感想
(2018年1月 記)
こちらは、知る人ぞ知る参考書かもしれませんが根強い評価のある参考書です。
最も特徴的なのが、「身体所見を感度・特異度から考える」ということを徹底していることです。
例えば、髄膜炎での項部硬直やKernig徴候の感度と特異度を知らなければ、その身体所見をとる意味はないどころか間違った診断を下す可能性すらありとても危険です。
例えば、貧血でみる眼瞼結膜の蒼白や手掌の蒼白は感度・特異度はどれくらいで陽性尤度比・陰性尤度比はどのくらいでしょうか。
陽性所見に価値がある身体所見か、陰性所見に価値がある身体所見か、くらいは知っておくべきだと思います。
自分のとっている身体所見の価値を再確認するという意味で、とても有意義な参考書です。