書籍名
外傷初期診療ガイドライン 第5版”
総合評価
★★★★★★★★★★
読み返し度
★★★★★
参考書のレベル
標準編
使用した場面、役立ったエピソード
これは研修医のうちに絶対読んでください!!!
こんなに読みやすく、大切な知識がスッと入ってくるガイドラインはこれだけです。これは日本外傷学会が出しているガイドラインですが、参考書としてのレベル(読みやすさ、分かりやすさ)も天下一品です。
読者の感想
このガイドラインは研修医の間に必ず読んで欲しいです!!
初期研修2年目に初めて読んで、それまで読んでいなかったことを後悔した教科書第1位です。
特に読んで欲しいのは最初の26ページです。この部分に初期診療の総論、primary survey, secondary surveyの流れが記されています。
とにかくこの26ページだけでも繰り返し読んでください。
外傷のガイドラインではありますが、救急対応・蘇生の基本についてもたくさん書かれています。
僕は大学での初期研修1年目、このガイドラインを全く読んでいませんでした。
初期研修2年目の病院では外傷患者が多いと聞いていたので、これを読んで勉強したところ、救急で運ばれてくる外傷患者への対応に迷いがなくなり、上の先生はしっかりとガイドラインに沿って診療をしていることがわかり感銘を受けました。
カリキュラム上、研修医は初期研修の間に一度は3次救急に関わると思うので、その際は確実にこのガイドラインを見てください。
まずは初めの26ページを読んで、残りは必要に応じて確認することがお勧めです。
“ガイドライン”であるにも関わらず、参考書としても読みやすく、ここまで大事な知識をすんなりと身につけることができるのはこの“外傷初期診療ガイドライン”だけです。
さらに、小児外傷・妊婦外傷の項目まで大事な情報満載で、すごく読み応えがありました。