その他内科

“この1冊で極める不明熱の診断学”の感想

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書籍名

この1冊で極める 不明熱の診断学

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4830620277

レビューした人

 初期研修医2年目産婦人科志望

 

総合評価

★★★★★★☆☆☆☆

 

読み返し度

★★☆☆☆

 

この参考書を読むタイミング

研修医1年目, 研修医2年目

 

この参考書を一文で表すなら

不明熱の勉強の導入に

 

読者の感想

一時期不明熱の勉強ばっかりしていた時があって、この本はその導入に使おうと思って買いました。
内容も学生〜初期研修医向けで読みやすく書いてあると思います。
「不明熱の診断学」は『この1冊で極める』と『ケースで学ぶ』の2つあって、今回は前者の方を紹介します。

そもそも不明熱とは?という定義から入り、感染症Durackの不明熱分類に基づいた解説がなされています
この本の気に入っている部分は、後半は病歴聴取や身体所見、検査など、まさに研修医が明日にでも使えそうな知識がたくさん載っています。

「CRPをどう使うか」「血液培養の読み方」「生化学検査のどこに注目するか」などの臨床検査の見方も交えてあるので、不明熱を通して自身ラボデータの見方もブラッシュアップできそうです
よって、この本は臨床検査や診察ありきという印象ですが、「具体的な臨床像は?」といった興味が出てきたら『ケースで学ぶ不明熱の診断学』もセットでお勧めします。
こちらのレビューは後述します。

レビューした人

医師4年目、脳卒中内科医

総合評価

★★★★★★★★☆☆

 

読み返し度

★★★★☆

 

参考書のレベル

標準編

 

使用した場面、役立ったエピソード

いつ:不明熱で困ったとき

 

読者の感想

(2020年2月 記)

3年目のときに購入し読みました。

本書はまず不明熱に対する基本的な姿勢・ストラテジーについて説明され、その後具体的にどんな疾患で不明熱となり得るのかの各論に移ります。ここでリストアップされている疾患(①よく出会うもの、②そんなの知らないよ、の2郡に分けて記載されています)をすべて想定していなければ、不明熱は不明熱のままで終わってしまいます。その後の章では、発熱+αのαを探すために重要となる問診事項、身体診察のポイントがまとめられています

各種検査についても、有用性や意義が記載され勉強になります。

一通り読むと不明熱に対するアプローチがなんとなくつかめてきます。ただ、一回読んで全てを頭に入れることは不可能で、その必要もありません。

緊急でないことが判断されれば、本書を片手に次はこの所見を取りに行こう、この検査をやってみようとストラテジーを立てるような使い方でいいのではないでしょうか。自分は一緒に不明熱を担当してくれた初期研修医と本書で勉強し、あーでもないこーでもないと考えて診断に至り楽しかったです。不明熱で困ったら傍らにいてほしい、そんな本です。

レビューした人

当時初期研修医2年目(サイト運営の次郎作)

 

総合評価

★★★★★★★★☆☆

 

読み返し度

★★☆☆☆

 

参考書のレベル

入門編

 

使用した場面、役立ったエピソード

いつ:総合診療科研修中に不明熱の鑑別に

 

読者の感想

この参考書は、総合診療科研修の際、不明熱の鑑別に使いました。
不明熱の原因として、忘れてはいけないのは「医者が鑑別疾患を思いついていないことによる」医原性の不明熱です。
これを読んでから不明熱の診療にあたれば、いくら研修医でも鑑別疾患が出てこないということはなくなります。
もし不明熱の勉強が必要な人がいたら、必ずこの参考書をお勧めします。

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