内科

“極論で語る腎臓内科”の感想

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書籍名

極論で語る腎臓内科

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4621088866

レビューした人

医師5年目、脳卒中内科医

 

総合評価

★★★★★★★☆☆☆

 

読み返し度

★★★★★

 

この参考書を読むタイミング

研修医1年目, 研修医2年目, 後期研修の働きたて, 後期研修中やそれ以降

 

読者の感想

初期研修医のときに購入、通読し、これまで「あれ、どうだったっけ?」となる度に読み返してきました。

本書の内容としては、①AKI、②脱水と浮腫、③輸液、④酸塩基平衡の基礎、⑤血ガスの読み方、⑥代謝性アルカローシス、⑦代謝性アシドーシス、⑧Na異常、⑨K異常、⑩CKD、⑪腎移植の11章から成り、見開きA4で全228ページです。見ての通り、電解質・酸塩基平衡・輸液が主で、透析などを含めた腎臓病診療を俯瞰する内容ではない点が循環器や神経内科など他の極論シリーズとは異なります。よって、初期研修医の先生が腎臓内科ローテート前に一通り通読しておこう、というような使い方は自分は向いていないと思います。それなら「レジデントのための腎臓教室(日本医事新報社)」や「レジデントのための血液透析患者マネジメント(医学書院)」の方をおススメします。

本書の役割としては、初期研修医のはじめの時期に読んだ簡単な輸液本の知識を、さらに腎生理を踏まえて強化・肉付することかと思います。輸液本の1冊目とするならば「電解質輸液塾(中外医学社)」の方を自分はおススメしています。腎生理をどこまで深く解説しているかはさらなる専門書を読んだことがない自分にはわからないのですが、わかりやすく解説していると思います。とくに④酸塩基平衡の基礎と⑤血ガスの読み方の解説が良かったです。これまで「低Na血症」とか「低K血症」、「代謝性アシドーシス」などを個別のものとしか考えられず、「なんで電解質と酸塩基平衡って一緒に扱われるのかな?」とか思っていましたが、本書を読んでからはそれぞれがつながったものと理解できました。

筆者自身、本書を教科書でなく読み物としており読みやすいです。ただ、いろんなサイトのレビューを見ると「通読に時間はかからない」、「簡単に通読できる」と書かれていますが(筆者のあとがきにも書かれている)、自分は結構時間を要しました。自分の理解力のせいもありますが、電解質や輸液、腎生理ってみんなそんなにさらっと理解していけるものなのか?さらっと1周読んでおしまい、とするにはもったいない本です。

レビューした人

 次郎作

 

総合評価

★★★★★★★★☆☆

 

読み返し度

★★☆☆☆

 

参考書のレベル

標準編

 

使用した場面、役立ったエピソード

どのように:読破することで腎臓内科の基本を一望できた

 

読者の感想

僕が各科をローテーションする前に読むことを推奨している「極論シリーズ」。
腎臓内科も素晴らしい内容です。
4時間くらいかけて読んだのですが、AKI、輸液、酸塩基平衡・電解質、血ガスの読み方、CKDなどなど腎臓内科の基本を一望できるようになっています。
実はうっかりローテ前に読むのを忘れてしまって、腎臓内科の初週は苦労したので、ローテ前の週末に読んでおくことをオススメします。

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