「医学書レビュー.com」共同運営者の川良健二です
まず最初に、恥ずかしいことから書こうと思います
ぼくは研修医時代、たくさん本を読むような熱心な研修医ではありませんでした
研修2年間で通読した本の量もたかがしれていると思います
現場が忙しく、そうして参考書学習をおろそかにしたことで、(特に記憶に残る)ある一人の患者さんをうまく治療出来なかったと今でも悔やんでいます
しかし、なぜそのことに気が付けたか
それは、その後の勉強で「あの患者さんに適応できたかも」と思うことがたくさんあったからです
あの時もっと勉強していれば、もっといい治療が出来たんじゃないか、今でもふとそう思うことがあります
そして、この思いこそが、布施田のブログ記事に心を動かされた理由でもあり、また共同で「医学書レビュー.com」の制作を決めた動機でもあります
サイトを通じて、若手医師たちが少しでも勉強しやすい環境を作りたい、そんな思いで制作しました。
さて、「医学書レビュー.com」を通じて実現したいことですが、まずは参考書のレビューを全科に渡って充実させようと思います
「医学書レビュー.com知ってる?」
「あれ勉強はかどるよ」
という声で若手業界が賑わうようにしたいな、と思います
次に、参考書レビューにとどまらず、他にも若手の勉強を支えるようなコンテンツを充実させていきたいと思っています
具体的には
・院内に埋もれてしまっている有用な勉強スライドの公募とシェア
・英語文献が苦手な医師に向けた、日本語要約記事の発信
・医学生に向けた医学教科書レビュー
など、今後もじっくり丁寧にコンテンツを増やしていく予定です
またさらに、若手の勉強を支援しながら、理想としては彼らの勉強以外のことについても支えていきたいと考えています
例えば、医学生/研修医に向けて、“医師として生きるのに知っておくべき常識”や、“医師のキャリア選択について”など
彼らの医師人生に関わることも詳しく発信しながら、最終的には「医学生/若手医師向けの総合メディア」に育てていければな、と思っています。
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このように構想を語れば尽きませんが、まずはサイトも始まったばかりです
目に見える参考書レビューを、倦まず弛まず続けて参りますのでみなさんお付き合いください
よろしくお願い致します
川良 健二
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