書籍名
PALS小児二次救命処置プロバイダーマニュアル
読んだ人
小児科医4年目(当サイト運営者の次郎作)
総合評価
★★★★★★★★★★
参考書のレベル
標準編
使用した場面、役立ったエピソード
どのように:蘇生・救急対応を単に覚えるのではなく病態を把握しながら治療を進めていく流れが示されている
読者の感想
「小児科専門医を名乗るなら必須」と言っていい参考書です。
たとえPALSを受講しなくとも、この参考書の内容は学ぶべきだと思います。
PALSプロバイダーコースとは、簡単に言うと小児版のACLSで小児科、救急科が小児の蘇生や救急対応の際に必要な知識・フローチャートを学ぶためのコースです。
AHAやAAPが共同でやっているコースなので、蘇生や救急対応を単に覚えるだけでなく病態を把握しながらやや特異的な治療に進んでいく流れがあることが特徴的です。
コース受講料は5,6万円、参考書自体も1万5千円と値は張ってしまいますが、読み込んでみると学ぶべきことが詰まっています。
特に成育はシミュレーションで定期的にPALSの考え方を実践できる機会もあり、僕は2回通読して部分的には5回ほど読んで復習しました。
強くオススメしたい参考書です。