書籍名
しみじみわかる血栓止血 Vol.1 DIC・血液凝固検査編
総合評価
★★★★★★★☆☆☆
読み返し度
★★★★☆
参考書のレベル
入門編
使用した場面、役立ったエピソード
どのように:凝固異常検査の解釈がわかる。DICの病態がつかめる。
読者の感想
(2020年2月 記)
研修医2年目で読みました。学生時代に習った血栓止血学の復習をしたくて購入しました。
まず血栓止血の基礎と血液凝固検査の基本、そしてDICの病態について1つ1つわかりやすく解説しています。基礎的なところをおさえながら、臨床で考えなければならないことも説明してくれているので、臨床にも直結する内容だと思います。なぜワーファリン導入時にヘパリンを併用するのか、APTT上昇から何を考えるべきか、などが分かるようになります。DICの章が本全体のおよそ3分の2程を占めており、事細かにDICの病態をわかりやすく解説しています。
全体で140ページくらいですが、あまり読破に時間はかかりません。凝固系の細かいところは覚えるのが少し大変ですが、自分はその都度本書で復習しています。凝固系検査は何となくしかわかってないけどほったらかしにしている方、1度基礎的な内容を復習したい方にオススメです。