書籍名
よくある副作用症例に学ぶ降圧薬の使い方
総合評価
★★★★★★★☆☆☆
読み返し度
★★★★☆
参考書のレベル
入門編
使用した場面、役立ったエピソード
降圧薬の使い方を学べる
読者の感想
(2020年2月 記)
降圧薬を1度も自分で処方した経験がなかったため、研修医2年目に慌てて買って勉強しました。降圧薬の参考書は意外と多くなく、本書はその中でも良書だと感じました。
第1章でまず降圧薬の使い方のヒントを記載しており、その中でいきなり「不適となる薬剤を正しく除外できれば、大きな間違いはしていないと考えてよい」と教えてくれたおかげで、自分でも実際に降圧薬を使っていいんだと自信が持てました。そして、その後の章で各種薬剤の特徴や使い方、副作用を解説し、実際の症例提示に進みます。同系統薬剤の半減期や降圧の強さを示してくれているのが良かったです。
また、タイトルにあるように「副作用症例に学ぶ」ことで、「大きな間違いをしない」ための勉強になります。
第3章は高血圧治療ガイドライン2014年版について解説しており、ここは2019年版で各自アップデートする必要があるため、総合評価は少し下げて7としました。改訂第5版が早く出版されれば嬉しいのですが、、。そうでなくても、すべての医師にオススメです。