書籍名
脳脊髄血管撮影超実践マニュアル
総合評価
★★★★★★★★☆☆
読み返し度
★★★☆☆
参考書のレベル
入門編
使用した場面、役立ったエピソード
どのように:脳Angioを実際に行うときに役立つ
読者の感想
(2020年2月 記)
研修医2年目、脳神経外科ローテート中に購入しました。自分は脳血管内治療が盛んな脳外科のある病院で初期研修をしました。担当医でなくても脳Angioは可能な限り全例参加し、参加した症例は穿刺からカテーテル操作、圧迫止血まで全てやらせてくれたので非常に勉強になりました。そのときはいつも勉強は本書を参照にしていました。
もちろん上級医の手取り足取りの指導もとても勉強になりましたが、自分での学習も欠かせません。本書は穿刺~撮影まで実践的な内容で、実際のワイヤー/カテーテル操作を上腕穿刺・大腿穿刺の2パターンに分けて解説しています。特に、豊富なシェーマと実際の撮影像を並列させて解説しているのがなにより素晴らしいです。シェーマがあることでスムーズにイメージ・理解しやすいです。本書での勉強と実際の手技を繰り返し行うことで上達していくと考えます。
脳血管内治療の本は多く出てきましたが、脳Angioの本は多くなく、1冊目の本としては本書をおススメします。