書籍名
“小児心身医学会ガイドライン集”
レビューした人
小児科医4年目(サイト運営の次郎作)
総合評価
★★★★★★★★★☆
読み返し度
★★★★☆
参考書のレベル
発展編、後期研修働きたて向け
使用した場面、役立ったエピソード
いつ:起立性調節障害・不登校・心身症としての頭痛や腹痛を診る時
読者の感想
成育の外来ローテではバイブルとなる一冊です。救急外来ではなく、小児科の外来で対応する心身症と言われる疾患に対する対応のガイドラインです。
小児科になる前に思っていたより何倍も多く、心身症としての頭痛や腹痛を訴える子どもや、不登校の学校を休む理由としての頭痛、気持ちの問題と思っていたら身体的に起立性調節障害があった、などの症例を目にします。小児科医として、こういった問題をかかえた子どもに対する対応も勉強しておくべきだと思います。
起立性調節障害に始まり、不登校診療ガイドライン、心身症としての頭痛や腹痛などに対する対応も書いてあります。
不登校に対する対応など、本当に答えのない世界で自分なりの答えをみつけていってください。