書籍名
考える技術 臨床的思考を分析する 第3版
レビューした人
キノ・デ・トテン(from「医大生男子のくだらない考え」)
総合評価
★★★★★★★★☆☆
読み返し度
★☆☆☆☆
参考書のレベル
臨床医学/国試
読者の感想
これも僕読み時を逃したシリーズです。
主訴からどのような病態を考えていくかという、まさに「考え方」にフォーカスした本です。
「診断戦略」をさらに実践的にしたといっても良いと思います。
正直、この一冊を完璧にしていたら医大生としては相当優秀な方になると思います。研修医としても優秀な方かもしれません。
僕は少し背伸びをした時期に読んでしまったのであえなく挫折してしまったのですが、これをじっくりと自分の中に落とし込んでいたら臨床能力と知識は申し分ない状態になったのではないかなと思っています。
各論的な内容にも踏み込んで書かれているので、もしかしたらこの一冊だけですべてを完結させることができるかもしれないですね。
実習の最初から出会った病態に関してこの本を参考にして勉強するのが良いのではないでしょうか。
内容としては教科書としての使用にも耐えうるようになっているので、国家試験の勉強にも通じる部分はあると思います。ただし、そこまで国試に殉教しているわけでは(当たり前ですが)ないので、その点は注意してください。