書籍名
極論で語る感染症内科
レビューした人
キノ・デ・トテン(from「医大生男子のくだらない考え」)
総合評価
★★★★★★★☆☆☆
読み返し度
★★★☆☆
参考書のレベル
臨床医学
読者の感想
香坂俊先生が監修している「極論」シリーズですが、何冊か読んでみた感想としましては、ある程度各論的な知識がある医師(若手医師含む)に向けて書かれたものだなという印象です。
というのも、医師として「とりあえずこれをやっておけば間違いがない」といった内容が集約されているので、広く勉強するべき医大生には少々狙いが違うかなという印象でした。
しかし、そこそこの数の感染症の参考書を読んで少し知識を身につけた僕は本書に挑戦してみました笑
感想としては、これくらいの知識があれば極論シリーズも結構勉強になるんだな、という感じですね。
ESBL産生E.Coliに対してカルバペネム系を使うのか、セフメタゾールを使うのか、など、感染症を専門にする医師が非常に悩む問題にまで切り込んでいて、「医者になったあと」非常に役に立ちそうな内容もてんこ盛りでした。