書籍名
人体の正常構造と機能 全10巻縮刷版
レビューした人
医学科6年生(インターンのヤマの翁)
総合評価
★★★★★★★★★★
読み返し度
★★★☆☆
参考書を読むのに有用なタイミング
基礎医学/CBT
その参考書を一文で表すとすれば?
解剖学・発生学・組織学・生理学をまとめたオールインワンの参考書
読者の感想
基礎医学の教科書の中で1冊だけ選べと言われたら、間違いなくこの本を選びます。
いくつかある基礎医学の科目の中でも、解剖学、発生学、組織学、生理学はとても重要で、定期試験の難度も高いことが多いのではないかと思います。
僕自身、6年生になり臨床の座学や臨床実習を振り返ってみると、これらの科目の知識がベースにあった上での臨床なのだと強く感じます。
この本は、そんな基礎医学の中でも重要な4つの科目を1冊に詰め込んだオールインワンな参考書です。
値段は2万円くらいと決して安くないですが、4科目の参考書を1冊で済ませると考えれば、医学書の中ではむしろお買い得かもしれません。
もちろん解剖学や生理学のそれぞれの専門書よりは、細かい知識に関する記載は少なくなりますが、少なくとも試験対策やレポート作成では困った記憶がありません。
イラストが豊富で初学者にも分かりやすい説明がなされており、イラストを眺めているだけでも知識が入ってくるような本です。
また、改訂第3版には電子書籍版もついており、タブレットでも閲覧できるので持ち運びが便利になりました。
欠点を挙げるとすれば、生化学、細胞生物学、分子遺伝学などについての記載が少なかったことですが、最近別冊で「人体の細胞生物学」という本が出版され、唯一の欠点が消えました。
よって、別冊も合わせれば真にオールインワンな参考書であり、非常にオススメです。
レビューした人
キノ・デ・トテン(from「医大生男子のくだらない考え」)
総合評価
★★★★★★★★★★
読み返し度
★★★★★
参考書を読むのに有用なタイミング
基礎医学
その参考書を一文で表すとすれば?
解剖・生理・組織・発生まとめてこの一冊
読者の感想
俗に言う「黒本」、またの名は「正常人体」、「枕」。ただし、この本は枕として使うよりは、基礎医学をまとめて理解する方に使うのが効率的だと思います。正直、この一刷さえ完璧になっていればどの大学の試験でも合格するんじゃないかと思います笑
イラストが非常に見やすいですので一発で理解できますし、それ以上に何がどこに書いてあるのかがわかりやすく、そしてシステムとして人体を理解できるようになっています。これは最高の教科書のひとつだと自信を持って言えますね。
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