書籍名
グレイ解剖学 原著第4版
レビューした人
医学科2年生
総合評価
★★★★★★★★☆☆
読み返し度
★★★☆☆
この参考書を読むタイミング
基礎医学
読者の感想
分かりやすく、それでいて結構詳しいところまで記載されている。その為レポートにも最適。文章だけの本では他のアトラスの本と見比べたりする作業が手間となり、勉強に時間がかかるが、この本は綺麗な図が沢山載っていてアトラスを開かなくても場所がわかる。時間がないが、ある程度しっかり学びたい人に有用な本だと思う。
私は解剖学の授業でレポート(図を書いたり説明したり等)に用いた。値段は他の解剖学の本と比較してもそれほど高くない(1万2千円)。
レビューした人
医学科6年生(インターンの翁)
総合評価
★★★★★★★★★★
読み返し度
★★★☆☆
参考書を読むのに有用なタイミング
基礎医学/臨床医学
その参考書を一文で表すとすれば?
解剖学の教科書と言えばこれ!
読者の感想
いくつかある解剖学の教科書の中でも、グレイ解剖学は非常に有名かと思います。
その第4版が2019年に出版されまして、実は僕が最もお世話になっている恩師が訳者をなさっています。
ですので以下のレビューにかなり偏った僕の主観が入り込んでしまうことはご容赦いただきたいのですが、それを差し引いても素晴らしい解剖学の教科書であることは断言いたします。
イラストは鮮やかで見やすく様々な角度から描かれており、構造の理解が非常にしやすいです。
説明の文はとても詳細で、単なる解剖学的構造の説明のみならず、その構造の背景にある発生から丁寧に説明されており、構造の合理性・必然性まで感じ取ることができます。
また、「臨床的事項」という項目が多数用意されており、基礎医学の範疇にとどまらず臨床医学においても非常に勉強になります。
臨床医学において疾患の症状や病態、治療を理解する際には、ほとんどの場合、背景にある解剖学的構造の理解が必須になってくるかと思います。
たとえば、なぜ左結腸曲で腸管の虚血が起こりやすいのか?
たとえば、なぜ肝硬変で食道静脈瘤やメズサの頭が生じるのか?
これらの疑問を解決するには解剖学的構造の理解が重要でしょう。
「臨床的事項」の項目では、上記のような医学生に必要な臨床的知識をその背景にある解剖学の知識と併せて解説してくれます。
分厚い教科書ですが、第4版には電子書籍版(日本語・英語)がついておりタブレット等に入れて持ち運ぶこともできますので、臨床実習にも便利です。(ちょっと電子版は使い勝手が悪いですが)
以上、長くなりましたが、基礎医学を学ぶ低学年から臨床医学を学ぶ高学年までずっと役に立つ教科書だと思います。
大学ごとに指定の教科書などがあるかもしれませんが、もし好きな教科書を使えるのであれば、グレイ解剖学 原著第4版を強くオススメします。
レビューした人
医学科4年生
総合評価
★★★★★★★☆☆☆
読み返し度
★★★☆☆
この参考書を読むタイミング
基礎医学
この参考書を一文で表すなら
解剖学の全て
読者の感想
医学科2年の解剖の授業の際に常に側に置いておき、それぞれの構造を調べるのはもちろんのこと、体内の層ごとの図も載っているため、理解に役立った。また、医学科3年で臨床の授業が始まった際に、授業で出てきたものの忘れてしまった構造が出るたびに辞書のようにこの参考書を引き、解説も読むことで理解が深まった。解剖の図のみならず、症例問題が載っている点でも面白い本だった。