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PALS小児二次救命処置プロバイダーマニュアル 小児科医4年目(当サイト運営者の次郎作) ★★★★★★★★★★ 標準編 どのように:蘇生・救急対応を単に覚えるのではなく病態を把握しながら治療を進めていく流れが示されている 「小児科専門医を名乗るなら必須」と言っていい参考書です。 小児科外来の鑑別診断術 迷ったときの道しるべ 小児科医4年目(当サイト運営者の次郎作) ★★★★★★★★☆☆ 標準編 いつ:小児科として働き始めた最初の頃 どのように:メジャーな症候の鑑別疾患がしっかり分かりやすく記載されていた 小児疾患は大人の救急外来やウォークインで経験してきた鑑別疾患と全く異なります。 徴候から見抜け!小児救急疾患 小児科医4年目(サイト運営の次郎作) ★★★★★★★★☆☆ 標準編 小児救急のmust rule outやpit fallに重点を置いて解説している 小児救急分野でご高名な市川光太郎先生編集の鑑別疾患系の参考書です。 小児科救急の基本 「子どもは苦手」を克服しよう! 小児科医4年目(サイト運営の次郎作) ★★★★★★★★☆☆ 標準編 「ちょっとした外傷への対応」という他の参考書にはあまり記載のない内容をカバーしている 成育の救急にいらっしゃった鉄原先生という若手小児救急医の先生の編集された参考書です。 「ぱっと診」でわかる!小児の一発診断100 小児科医4年目(サイト運営の次郎作) ★★★★★★★☆☆☆ 標準編 クイズ感覚で知識が増えていく 典型的な100の症例が提示され、それに対する答え・解説といった内容で面白かったです。 帰してはいけない小児外来患者 小児科医4年目(サイト運営の次郎作) ★★★★★★★☆☆☆ 発展編 小児救急外来に慣れてきた後期研修時点で読むと、リアリティを持って学べる とても良い参考書ですが、読むタイミングが重要です。 帰してはいけない小児外来患者2 子どもの症状別 診断へのアプローチ 小児科医4年目(サイト運営の次郎作) ★★★★★★★☆☆☆ 発展編 1と同様、とても読みやすく通読しながら学べる 前作と同様おすすめです。 書籍名を入れる 小児科医5年目(サイト運営の次郎作) ★★★★★★★☆☆☆ 後期研修医働きたて 子どもは、アトピー性皮膚炎、川崎病、溶連菌、手足口病、伝染性膿痂疹など、皮疹が出る疾患がたくさんあります。 しかし、僕もそうでしたが、皮膚疾患に自信ある言えるヒトは少ないと思います。 この参考書はどうやら成育の皮膚科で長年勤務されていた先生が書いた本の様で、写真がいっぱいで子どもの皮膚疾患について詳しく書いてあり、とても勉強になりました! 昔、伝染性膿痂疹の典型例が外来にきて、全くなんの疾患か分からず「皮膚科行ってください」としか言えなかった自分がなつかしいなぁ。 アトラスさくま 小児咽頭所見 小児科医4年目(サイト運営の次郎作) ★★★★★★★☆☆☆ 標準編 様々な咽頭所見を大きなカラー写真とともに説明している 知る人ぞ知る名著。 小児症候学89 小児科医4年目(サイト運営の次郎作) ★★★★★★★☆☆☆ ★★☆☆☆ 後期研修の働きたて 鑑別を進めていくとき 周りのみんながオススメでいい!と口をそろえて言っていたので買って参考にしてみました。 確かに全てをフローチャートに落とし込んでいるのはよいのですが、逆に見にくいことがあったり、そのフローチャートの説明が十分ではなかったです。 個人的にはそんなに使いやすい!毎回使いたい!という使い勝手ではありませんでした。 システマティック・レビューとメタ解析で読み解く 小児のかぜの薬のエビデンス 小児科医5年目(サイト運営の次郎作) ★★★★★★☆☆☆☆ 後期研修医働きたて 尊敬している小児科医×疫学者でブロガーのDr.kid先生(https://www.dr-kid.net/)が今回参考書を出すということで、とても期待して楽しみにしていた参考書です! しかし、内容は「かぜ薬にエビデンスは乏しい」という分かりきったことを、 「とても正確に」書いてくれただけの参考書でした。 メタアナリシスの読み方などの解説は面白かったですが、 この参考書を読んだからといって明日からの診療が変わる、ことはありません。とても期待していただけに残念でした。 外傷処置・小手技の技&Tips 小児科医4年目(サイト運営の次郎作) ★★★★★★☆☆☆☆ 標準編 縫合に関して形成外科の先生の考えを勉強できた 小児の顔の傷を誰が縫うかは病院によって異なりますが、成育では小児科医が縫合します。 小児整形外科テキスト 小児科医4年目(サイト運営の次郎作) ★★★★★★☆☆☆☆ 標準編 整形外科としての考え方を学べる 骨折、肘内障、単純性股関節炎、化膿性股関節炎など小児救急外来では整形外科にコンサルトすることが多いです。 小児の薬の選び方・使い方 小児科医4年目(サイト運営の次郎作) ★★★★★★☆☆☆☆ 入門編 他科志望の初期研修医の小児科ローテ中にオススメか 症候と疾患、どちらの観点からもとても分かりやすく書かれています。 内科医・小児科研修医のための小児救急治療ガイドライン 小児科医4年目(サイト運営の次郎作) ★★★★★★☆☆☆☆ 入門編 調べる入り口として一度読んで概要をつかむといった使い方が便利 症候・疾患別に小児救急の教科書的な内容が書いてある本です。“PALS小児二次救命処置プロバイダーマニュアル”の感想
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たとえPALSを受講しなくとも、この参考書の内容は学ぶべきだと思います。
PALSプロバイダーコースとは、簡単に言うと小児版のACLSで小児科、救急科が小児の蘇生や救急対応の際に必要な知識・フローチャートを学ぶためのコースです。
AHAやAAPが共同でやっているコースなので、蘇生や救急対応を単に覚えるだけでなく病態を把握しながらやや特異的な治療に進んでいく流れがあることが特徴的です。
コース受講料は5,6万円、参考書自体も1万5千円と値は張ってしまいますが、読み込んでみると学ぶべきことが詰まっています。
特に成育はシミュレーションで定期的にPALSの考え方を実践できる機会もあり、僕は2回通読して部分的には5回ほど読んで復習しました。
強くオススメしたい参考書です。“小児科外来の鑑別診断術 迷ったときの道しるべ”の感想
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読者の感想
さらに言えば、小児の中でも年齢によって異なる鑑別疾患が挙がってきます。
そのため小児科として働き始めたばかりの時は、症候ごとに再整理する必要があります。
腹痛・下痢・嘔吐等のメジャーな症候の鑑別疾患がしっかり分かりやすく記載されているこの参考書は素晴らしかったです。
あまり有名でないかもしれませんが、実際に使ってみてかなり良い参考書でした。“徴候から見抜け!小児救急疾患”の感想
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小児救急におけるmust rule outやpit fallに重点を置いて解説されています。
救急車対応や三次救急まで対応しているならば特にしっかり読むと勉強になると思います。“小児科救急の基本 「子どもは苦手」を克服しよう!”の感想
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鉄原先生の哲学が詰まった本で、1,2章は診察の仕方やPALSの説明などになっています。
鑑別疾患や症候学の参考書としてはやや内容が少なめですが、軽度外傷も受け入れている成育のERに即した内容なので、外傷の評価、こどもの頭部外傷への対応、挫創の洗浄・縫合の仕方、肘内障や骨折への対応といったちょっとした外傷への対応が書かれており、他の参考書にはない強みとなっています。“「ぱっと診」でわかる!小児の一発診断100”の感想
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勉強し外来で経験を積んだ後にクイズ感覚で読むと、付随する知識や知らなかった知識が増えていきます。“帰してはいけない小児外来患者”の感想
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読むべきタイミングは「小児救急外来に慣れてきて数か月が経った後期研修時点」だと思います。
というのも典型例でないpit fallをつくような症例の紹介が多いからです。
僕自身、初期研修と後期研修の2回この参考書を通読したのですが、1回目はあまり得るものがありませんでした。
しかし、2回目は「忘れがちだけど、これ大事だよな」とか「あ、この前これ確認してなかったな、危ない…」などリアリティを持って本書の内容を教訓にしていけました。“帰してはいけない小児外来患者2 子どもの症状別 診断へのアプローチ”の感想
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前作の特徴を引き継ぎながら、各症状のレッドフラッグサインを中心に診断へのアプローチが書かれています。
とても読みやすく、通読しながら学べる参考書です。“よくみる子どもの皮膚疾患”の感想
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“アトラスさくま 小児咽頭所見”の感想
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もはや参考書というより写真集という言葉がふさわしいほどの芸術作品です。
小児科外来の現場で20年間培われた咽頭所見と、原因微生物の分離、培養結果をすり合わせることで生まれた集大成です。
各ウイルス感染や溶連菌感染による咽頭所見等を大きなカラー写真とともに説明しています。
見比べてみれば同じ咽頭所見でも原因微生物によって所見が異なることに気づけて感動します!“小児症候学89”の感想
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好みがあるようなので、一度中身をみてから買うといいと思います。“システマティック・レビューとメタ解析で読み解く 小児のかぜの薬のエビデンス”の感想
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“外傷処置・小手技の技&Tips”の感想
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基本的に小児科は内科なので縫合をしないことが多いですが、子どもの専門家として縫合できるに越したことはないでしょう。
できるだけ綺麗に縫ってあげたいと思い、縫合が上手な形成外科の先生が書いた参考書で勉強しようと思って読みました。
小児科医として参考になる部分は参考書全体の1/3くらいですが、傷はどう治っていくかなどの形成外科の考え方を勉強できてよかったです。“小児整形外科テキスト”の感想
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処置自体は整形外科の先生にお願いすることが多いですが、日本小児整形外科学会の出しているこの参考書で、整形外科としての考え方を学んでおくのは勉強になります。“小児の薬の選び方・使い方”の感想
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内容がやや簡潔で専門医にオススメできる本ではありませんが、他科志望の初期研修医の先生が小児科をローテする際には良い参考書だと思います。“内科医・小児科研修医のための小児救急治療ガイドライン”の感想
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コンパクトにほとんどの症状や疾患を網羅しており、調べる入り口として一度読んで概要をつかむといった使い方できて便利です。
ただ、専門医としては物足りない内容かと思います。