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他レビューと比較が簡単!次郎作のおすすめ医学参考書130冊まとめ

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こんにちは、次郎作こと布施田泰之です。

僕は、東京医科歯科大学の研修プログラムで1年目は東京医科歯科大学の大学病院で、2年目を福島県の郡山市にある太田西ノ内病院で過ごしました。

現在は国立成育医療センターという病院で小児科後期研修3年目、医師5年目となりました。

学生時代からいまも続けている次郎作ブログの“初期研修医の2年間で購入した130冊の参考書、オススメ度を10段階で評価して感想書くよ”という記事が15万PV(15万回みてもらえた)の大反響だったことから、こちらのサイトにも転載することにしました。

この記事では、みんなにブログではできなかった使い方をできるように工夫しました!!

つまり、

僕のレビューのすぐ下に他の先生のレビューへのリンクを貼って、
レビュー内容を比較できるようにしました!!!

すごくないですか!?笑

僕のレビューとほかの人のレビューが簡単に比較できるんです!

僕がへんなこと書いてないか、チェックできますね笑

レビューサイトとして不特定多数からのレビューを集めている成果が出ていますね!今後も比較できる参考書を増やせるようにしたいと思います!

なおこの記事にある評価などは、基本的にぼくが研修医2年目(2018年1月)に行ったもので、最新のものではないことに気を付けてください!

また、
・読んだ割合 ←new!!
こちらは本家レビューサイトにはない項目ですが、「実際僕はこの参考書をどのくらい(全体の何割)読んだのか」を表す項目です。

ネットのレビューを見ると「おいおい、こいつ絶対ちゃんと全部読んでないな」って人がレビュー記事を書いていることがあります。

僕も全部の参考書を全部読んでいるわけではないので、どのくらい僕の書いている内容が信頼できるかを推測してもらうために、ちゃんとどの参考書をどのくらい読んだかを公表した上でレビューします。

それでは下記の目次ごとに10段階評価の良い順にランキング形式で紹介します!!

目次から好きな項目をクリックしてください

①鑑別診断・当直系19冊

②抗菌薬・感染症系9冊

③胸部X線・CTなど画像診断系9冊

④研修医生活でお役立ち系18冊

⑤循環器内科(心電図)8冊

⑥腎臓内科(輸液含む)10冊

⑦呼吸器内科4冊

⑧麻酔科6冊

⑨救急・ICU5冊

⑩神経内科6冊

⑪膠原病4冊

⑫総合診療3冊

⑬精神科3冊

⑭小児科の参考書は別記事へ

では、まいります!!


①鑑別診断・当直系18冊

同率1位!!

1位 ”あなたも名医! もう困らない救急・当直”

・10段階評価

★★★★★★★★★★

・読み返し度

★★★★★

・読んだ割合

★★★★★ 読破

・感想

僕が、絶対1年目の後輩にオススメする参考書で、

研修医1年目で、読むべき当直・救急の参考書第1位です!!

もっと詳しい参考書や高尚な参考書はこの後紹介するようにいくらでもあるんですが、

1冊目に読む参考書は絶対これにすべきだと思っています。

4~6月とかの研修を始めたてのころの研修医なんて「少し医学をかじった素人」です笑

全く知識のない状態から症候学を学んでいくのには、小難しい参考書よりもこの参考書が最適だと思います。

イメージが付きやすいように、図や表を多用しており、にがて君という代弁者が全く分からない人が最低でもおさえておくべき内容を教えてくれます。

その他にも、「頭の使い方」や「失敗例」など色々な工夫が、内容を頭に入りやすくしてくれます。

鑑別診断系の参考書の1冊目としては、最強の1冊です。

最近ver.3が出たようなので、これを機に買ってみてください。

ただ、鑑別診断を勉強する時にこれ1冊だけで満足しないでください。

「この参考書に載ってない症状に対応出来ない」という悲劇が訪れます。

そのため、僕は多くの鑑別疾患の参考書を参照することをオススメしています。

特に、研修医として半年以上すぎた1年目研修医や2年目研修医は、↓次の参考書も読み込むといいと思います。


同率1位!!

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1位 ”救急外来 ただいま診断中!”

・10段階評価

★★★★★★★★★★

・読み返し度

★★★★★

・読んだ割合

★★★★★ 読破

・感想

僕が去年の6,7月からずっと、

「すぐに救急の参考書でスタンダードになるよ!!それくらい、内容も読みやすさも最高!!」

と、言い続けている参考書です。

内容は深い部分まで書いてくれていて申し分ないのですが、

少し初めての人には細かく感じてしまうかもしれません。

当直を数か月やってある程度症候学が身についたところから参考にしていくと、どんどんと知識を肉付けしていけるのではないかと思います。

でも、実践に即したかなり役に立つ参考書なので、

鑑別診断・救急系の参考書を1冊だけ選べと言われたら、この参考書を選びます。

詳しくは別の記事でも書いています↓
“救急外来 ただいま診療中!” 新進気鋭のオススメ参考書を読んで筆者の勉強会にも行ってきたよ



第3位!!

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3位 ”ジェネラリストのための内科外来マニュアル”

・10段階評価

★★★★★★★★★☆

・読み返し度

★★★★★

・読んだ割合

★★★★☆

・感想

実は、去年書いた感想では↑のオススメ度が★8つくらいだったと思いますが、

Walk-in 外来では実際重宝しているので★9個にレベルアップしました。

↑で紹介した”救急外来 ただいま診断中!”はどちらかと言うと、救急車対応を念頭に置いた内容となっています。

アナフィラキシーショックの対応とか、失神の鑑別、見逃しが出てしまう心筋梗塞やくも膜下出血の注意点、などなど救急車でやってくる患者に焦点を置いています。

その点、この内科外来マニュアルはWalk-in外来、つまり歩いてくる患者への対応を念頭に置いた内容となっています。

walk-in外来の難しいところは「軽症患者の中に、重症患者が紛れ込んでいる」ことです。

基本に忠実に「頻度の高い疾患」、「見逃してはいけない疾患」を整理して書いてくれておりとても参考にしやすくなっています。

上記の2冊の参考書を追随する第3位でした!



第4位!

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4位 ”ブラッシュアップ 急性腹症”

・10段階評価

★★★★★★★★★☆

・読み返し度

★★★★★

・読んだ割合

★★★★★ 読破

・感想

チョーおすすめです。

1年目の間は、上に書いたような鑑別疾患系の参考書の「腹痛」の項目を読んで、

内科当直にあたっていればいいと思うんですが、

研修医2年目にもなるともっと深いところから病態も含めて理解しておくべきかなと思います。

腹痛は鑑別疾患も多いうえに、外科的疾患や内科的疾患が入り混じり、

緊急オペ症例が含まれることがあれば、時にはみんなが苦手な婦人科疾患も紛れ込んできます。

・比較的若い方の胆石はコレステロール結石が多くて胆汁とCT値同じだよ、だからエコーがいいよ

とか

・腸閉塞は小腸閉塞と大腸閉塞があって、それぞれ原因が全く違うよ。手術歴ない小腸閉塞は何が原因でどういう所見をとるべきかな?

とか

・敗血症がメインの症状でくることも多い急性腹症が2つあるよ、なにかな?

とか

鑑別診断系参考書の「腹痛」だけを読んでいても得られないけど、臨床的にとても大事な内容がかなり盛り込まれています。

内科当直でよくみる主訴の中で一番危険な「腹痛」に関しては、特別に勉強すると良いと思います!

この参考書は読み返し度も満点の、ちょーオススメ参考書です!!!



第5位!

5位 ”ホスピタリストのための内科診療フローチャート”

・10段階評価

★★★★★★★★☆☆

・読み返し度

★★★★★

・読んだ割合

★★☆☆☆

・感想

2年目で太田西ノ内病院で研修するようになってから、研修医だけで検査内容や治療方針を決めるようになってかなり重宝している参考書です。

鑑別している段階ではあまり使いませんが、「虫垂炎」とか「腸閉塞」とか「気管支喘息」確定診断に近くなった時に威力を発揮します。

例えば、腸閉塞の身体所見の感度・特異度や検査所見の感度・特異度、虫垂炎の身体所見の感度・特異度、気管支喘息のマネジメントフォローチャートなど、役立つ内容満載です。

気になった項目に対して、読み込むように使うのがいいと思います。



第6位!!

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6位 ”キーワードから展開する 攻める診断学”

・10段階評価

★★★★★★★★☆☆

・読み返し度

★★★★★

・読んだ割合

★★★★☆

・感想

研修医2年目から使い始めている参考書です。

鑑別診断系の参考書で一番困るのは、

「読み込んだ参考書に取り上げられていない症状がきた時」です。

例えば、「咽頭痛」は意外と取り上げてない参考書もありますし、

「便秘」なども意外と書いてない参考書もあります。

この参考書は、僕のイメージではそういった他の参考書が取りこぼした症状に関しても取り上げて詳細に書いてくれており、重宝することがあります。

読みやすさも内容も申し分なく、今年急上昇したオススメ参考書です。


第7位!

7位  劇的! 救急エコー塾

・10段階評価

★★★★★★★☆☆☆

・読み返し度

★★☆☆☆

・読んだ割合

★★★★★

・感想

これは、読み返す頻度は少なかったけれど、研修医1年目の最初に読んでおいてよかった参考書の代表です。

どういう意味かというと、この参考書を読んで「1人で軽くエコー当ててみよ」って思えるようになったおかげで、それ以降2年間、果敢にエコーを当てるようになりました。

DVTや虫垂炎など、検査部の人が当ててくれたエコー所見を一人で勝手にエコーを当てて確認したりしていました笑

そういった意味で僕のエコー力を底上げしてくれたありがたい参考書ですね。


第8位!

8位 ”もう困らない! プライマリ・ケアでの女性の診かた”

・10段階評価

★★★★★★★★☆☆

・読み返し度

★★★★☆

・読んだ割合

★★★★★ 読破

・感想

救急外来で、若い女性の腹痛の患者さんや腹痛の妊婦さんがきた時に、これまで勉強した鑑別疾患系参考書では婦人科疾患の勉強が甘かったことに気づいたので追加で読みました。

そもそも、若い女性の腹痛で挙げるべき卵巣出血やPIDなどの鑑別疾患がしっかり挙げられていなかったことがわかり、その鑑別疾患について勉強することが出来ました。

普通に内科当直や救急車対応するためには必須な分野だと思いますが、1年目に色々教えているとこの婦人科疾患はノーマークのことが多い範囲だと感じます。

勉強になるので読んでみてください。


第9位!

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日経BP
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9位 ”診察エッセンシャルズ”

・10段階評価

★★★★★★★☆☆☆

・読み返し度

★★★★☆

・読んだ割合

★★☆☆☆

※2018/5/8追記 僕が読んだのは第一版の改訂版であり、上記リンクは第3版のものになります

・感想

この参考書は、上で紹介してきた参考書には載っていないような症状に対して鑑別疾患を書いてくれてることもあり、上記のものと少しテイストが違うので、いつもある症状を診た時には一度目を通すようにしています。

少し分かりにくいところもあるので、第一選択ではないですがほかの参考書にない視点や内容があるので鑑別診断系の参考書の選択肢の1つにあるといいと思います。


第10位

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10位 ”マクギーの身体診断学”

・10段階評価

★★★★★★★☆☆☆

・読み返し度

★★★☆☆

・読んだ割合

★★☆☆☆

・感想

こちらは、知る人ぞ知る参考書かもしれませんが根強い評価のある参考書です。

最も特徴的なのが、「身体所見を感度・特異度から考える」ということを徹底していることです。

例えば、髄膜炎での項部硬直やKernig徴候の感度と特異度を知らなければ、その身体所見をとる意味はないどころか間違った診断を下す可能性すらありとても危険です。

例えば、貧血でみる眼瞼結膜の蒼白や手掌の蒼白は感度・特異度はどれくらいで陽性尤度比・陰性尤度比はどのくらいでしょうか。

陽性所見に価値がある身体所見か、陰性所見に価値がある身体所見か、くらいは知っておくべきだと思います。

自分のとっている身体所見の価値を再確認するという意味で、とても有意義な参考書です。


第11位

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11位 ”女性の救急外来 ただいま診断中!”

・10段階評価

★★★★★★★☆☆☆

・読み返し度

★★★☆☆

・読んだ割合

★★★★★ 読破

・感想

上記の「プライマリ・ケアでの女性の診かた」と共に婦人科疾患を勉強するのに役立ちました。

女性の腹痛の部分はかなり勉強になりました。

しかしながら、救急外来とは直接関係ない内容も多いです。

婦人科疾患の参考書2冊に関しては、別でも紹介したのでこちらも読んでみてください。

”女性の救急外来 ただいま診断中!” オススメ参考書を研修医が読んだ感想



第12位

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12位 ”研修医 当直御法度 百例帖”

・10段階評価

★★★★★★★☆☆☆

・読み返し度

★☆☆☆☆

・読んだ割合

★★☆☆☆

・感想

この参考書は読み物としてのレベルも高いし、症例も慣れてきたあたりで見逃しやすくなってくる病態を多く扱っているので、シミュレーションとして読んでおくと勉強になると思います。

僕は半分も読めませんでしたが、この参考書は内容も深くてオススメです!


第13位

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13位 ” ステップビヨンドレジデント 救急で必ず出会う疾患編”

・10段階評価

★★★★★★★☆☆☆

・読み返し度

★☆☆☆☆

・読んだ割合

★★★☆☆

・感想

この参考書は読む時期間違えたと反省している参考書です。

僕は当直をしたことのない1年目の時に読んだんですがちんぷんかんぷんで、2年目も最後の方になって読み返してみると、

「うわ、苦労して勉強した内容全部書いてある!!!ミスった!」って思いました。

当直に慣れてきて、より深い対応をしたいというタイミングで読んでいたらもっと上位に書いていた気がします。

気管支喘息とか失神の内容とか、かなり勉強になる内容が多いのでこれから研修医2年目になるような方は読んでみてください!


第14位

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医学書院
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14位 ”誰も教えてくれなかった「風邪」の診かた”

・10段階評価

★★★★★★☆☆☆

・読み返し度

★☆☆☆☆

・読んだ割合

★★☆☆☆

・感想

大学病院での1年目の初期研修では、当直業務がなかったため「上気道炎=風邪」という患者を、本当に診たことがありませんでした。

ウイルス性上気道炎は「多領域に及ぶ感染であり、咳・鼻汁・咽頭痛の3つを急性に同時に同程度に訴えるもの」が典型例、という説明はかなり腑に落ちたため、

いつも患者さんに説明する時に使っています。

また、インフルエンザに対する処方の部分も勉強になりました。


第15位

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15位 ”研修医当直御法度 第6版”

・10段階評価

★★★★★★★☆☆☆

・読み返し度

★★☆☆☆

・読んだ割合

★★★★★ 読破

・感想

僕が、1年目の時にボロクソに感想を書いてしまった参考書です。

その時と同意見なことは「1冊目に読む参考書として最悪」ということ。

読みにくいし系統だってないし、通読しましたが全く頭に残っていません。

しかし、2年目になって読み直してみると、

「いいこと書いてる!!」んです笑

やっぱり使い方が僕の勉強法の「通読」には向いておらず、

当直で対応する時・した時にその項目を勉強する参考書として使うべきなんだと思います。


第16位

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16位 ”これだけは押さえておきたい皮膚疾患”

・10段階評価

★★★★★★☆☆☆☆

・読み返し度

★★☆☆☆

・読んだ割合

★★★★★ 読破

・感想

当直でよく分からない皮疹に遭遇することがあり、その時調べられる写真いっぱいの参考書を読もうと思って買った参考書です。

外来をしていると遭遇するかもしれない皮膚疾患が99例取り上げられて写真つきで解説してあるので、開業している内科の先生、とかは使えるのかもしれません。

しかし、基本的に夜間の外来に皮疹を主訴に来院することは少なく、皮疹系の主訴はあまり緊急じゃないことが多いため皮膚科の受診を勧めて終わることが多く、そこまで役に立った!という印象はありませんでした。

自分でも、皮疹の原因とか鑑別が知りたい!という人は読んでもいいかも知れません。


第17位

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17位 救急整形外傷レジデントマニュアル

・10段階評価

★★★★★★☆☆☆☆

・読み返し度

★★☆☆☆

・読んだ割合

★☆☆☆☆

・感想

2年目の病院で外科当直がなかったのであまり使う機会はありませんでした。

しかし、骨折についての対応は、診断がついても部位によって異なる場合が多いため緊急コンサルトすべきかどうかくらいはおさえておくとよいかもしれません。


第18位

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18位  ”内科診断学”

・10段階評価

★★★★★★☆☆☆☆

・読み返し度

★★☆☆☆

・読んだ割合

★☆☆☆☆

・感想

症候学がしっかりのっているので、最初当直の時に参考にしていましたが、

あまりほかの参考書より当直に直結しないので途中から参考にしなくなりました。

その後僕が使ってたのは、ほかの参考書にあまり載ってない内容を確認するときくらいですかね。


第19位

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19位 ”急性診療ガイドライン2015”

・10段階評価

★★★★★☆☆☆☆☆

・読み返し度

★☆☆☆☆☆

・読んだ割合

★☆☆☆☆☆

・感想

腹痛を勉強しようと思った時に買ったんですが、データが多かったこと以外はあんまり自分の治療方針や診断方法を変えるような内容ではなかったです。


②感染症・抗菌薬系9冊

第1位!!!

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1位 ”感染症 診療マニュアル”

・10段階評価

★★★★★★★★★★

・読み返し度

★★★★★★

・読んだ割合

★★☆☆☆

・感想

おそらく研修医生活で一番、開いて参考にした参考書だと思います。

10段階評価星10個で、読み返し度も星6個です!笑

やはり、どの科にいっても感染症は切り離すことはできず、

病棟管理をすれば必ずといっていいほど抗菌薬を使うことが出てきます。

研修医が抗菌薬の処方や病棟管理を任されれば任されるほど、この参考書は威力を発揮していきます。

抗菌薬自体の勉強はほかの参考書に譲るにしても、感染症治療を行うときには一度参照するべき参考書だと思います。

感染症診療時に気をつけることなど、大事なことはなんだかんだほとんど書いてあります。

研修医始めたての数か月、1万円は高いという理由だけでこの参考書を買っていませんでしたが、

この参考書を購入して後悔することはありません。

2年間、ず~っと役に立ったこの参考書は「初期研修に必須」と言っても過言ではないかもしれません。

できるとすれば、研修医室で別の研修医から借りることくらいですかね笑



第2位!!

2位 ”絶対わかる抗菌薬はじめの一歩”

・10段階評価

★★★★★★★★★☆

・読み返し度

★★★★☆

・読んだ割合

★★★★★

・感想

この参考書もオススメです!!

特に研修医1年目の抗菌薬が全く分からない時から、その都度読み返して抗菌薬ごとの特徴やカバー菌を覚えていく過程では一番使いやすいと思います!!

「抗菌薬の勉強の1冊目」はこの参考書がおすすめです。

僕が抗菌薬がチンプンカンプンの研修医1年目の後輩にいつもオススメするのはこの参考書ですね!

抗菌薬がほぼ理解できてくる2年目には使用頻度はかなり減りますが、

1年目の最初に読んだおかげで初期研修2年間を有意義にした、名著だったと思います。



第3位!

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3位 ”感染症診療の手引き”

・10段階評価

★★★★★★★★☆☆

・読み返し度

★★★☆☆

・読んだ割合

★☆☆☆☆

・感想

この参考書は白衣のポケットに入れておいて、ちょっと抗菌薬を処方するときに参考にする参考書です。

その手軽さにしょうもない参考書と考えたくなりますが、

感染症に素養が深い人も推薦する「知る人ぞ知る参考書」です。

1000円と安価でこの手軽さなのに、感染症科の先生もある程度納得の抗菌薬治療ができます。

この参考書と、あとで紹介する「サンフォード」を一緒にはさんで持ち歩いている先輩もいました。

色々買ったり色々勉強するのが面倒な人は、この参考書だけ参照して抗菌薬治療してください!!!


第4位!

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4位 ”抗菌薬の考え方、使い方”

・10段階評価

★★★★★★★★☆☆

・読み返し度

★★★☆☆

・読んだ割合

★★★★★ 読破

・感想

研修医が抗菌薬の勉強をする時によくオススメされているのがこの参考書なんですが、

僕は以前から書いているようにこの参考書は「研修医が抗菌薬を勉強するための1冊目の参考書ではない」と思っています。

しかし、研修医も2年目になってくると「そういえば、この抗菌薬の使い方について岩田健太郎先生はどう書いているんだろう」という気持ちでこの参考書を参照することが多くなりました。

そして、「感染症専門医がどう抗菌薬を使っているか知る」という観点からはこの参考書はかなりオススメです!

そこまで理解してこの参考書を読むのはすごく勉強になると思います!

この参考書への見方は2年目になって少し変わりましたね!笑



第5位!

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ライフサイエンス出版
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注)現在第3版まで出ています

5位 ”サンフォード感染症治療ガイド2017”

・10段階評価

★★★★★★★☆☆☆

・読み返し度

★★★☆☆

・読んだ割合

★☆☆☆☆

・感想

抗菌薬選択に参照する本としてかなり有名な「サンフォード」です。

個人的には、サンフォードだとどう書いてあるんだろ、という風に参照にはしましたが、この参考書だけで抗菌薬治療の内容を決めていったわけではなかったですね。

アメリカの参考書ということもあって、すべてがすべて日本でも通用するわけでもないです。

特に耐性菌はローカルファクターがあるので、むしろ病院のアンチバイオグラムを勉強する方が大事かもしれません。


第6位

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第6位 “プライマリケア医のための抗菌薬マスター講座”

・10段階評価

★★★★★★★☆☆☆

・読み返し度

★★☆☆☆

・読んだ割合

★★★★★ 読破

・感想

2年目から当直をするようになり、初めて内服の抗菌薬を出すようになりました。

その時に、感染症専門医はどういった考え方で内服の抗菌薬を出しているか勉強するために買った参考書です。

第三世代セフェムはDU薬(だいたいウンチ)と揶揄されているけど、実際どうやって内服抗菌薬で治療しているんだろう、といった疑問があったわけです。

そういった疑問に答えてくれる内服抗菌薬に関する参考書はほかにはあまりなかったので、この参考書はかなり勉強になりました。

メイアクトなどの第三セフェム系との岩田先生の付き合い方が一番勉強なったところですね。


第7位

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7位 ”感染症診断に役立つグラム染色”

・10段階評価

★★★★★★★☆☆☆

・読み返し度

★☆☆☆☆

・読んだ割合

★☆☆☆☆

・感想

2年目は救急外来にグラム染色ができるスペースのある病院だったのでグラム染色もするんですが、

感染症科の先生が数年前にいなくなってからあまりちゃんとグラム染色を教えてくれる先生がいなくなってしまいました。

僕も痰の肺炎球菌と尿の大腸菌くらいしかみないので、もっと勉強出来たらよかったんだろうなと思っています。

グラム染色の勉強するときにはこの参考書は結構詳しくてよかったです。


第8位

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講談社サイエンティフィク
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8位 ”絵でわかる感染症”

・10段階評価

★★★★★☆☆☆☆☆

・読み返し度

★☆☆☆☆

・読んだ割合

★★★★★ 読破

・感想

正直、医学生向けみたいな内容なんですが、おかげで抗菌薬の説明の部分はかなりわかりやすかったです。

実は僕が初めて抗菌薬を勉強したのはこの参考書でした・・・イレギュラー・・・笑


第9位

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9位 ”感染症専門医テキスト”

・10段階評価

★★★★☆☆☆☆☆☆

・読み返し度

★☆☆☆☆

・読んだ割合

☆☆☆☆☆

・感想

何を隠そう、実は僕は感染症科を一瞬だけ迷っていたこともあるくらい感染症が好きだったんです。

なので、2年目の途中で「専門医レベルの知識をつけたい!」と専門医テキストを買いました。

2万5千円もするので、かなり迷ったんですが、買いました。

・・・正直、研修医では100%いらないです・・・笑

臨床的な話は意外と内容が薄く、どちらかというと菌の微生物学的特徴とか疫学データとかそういった内容が多い印象です。

たまに参照しますが、研修医にとってはひたすら趣味の範囲ですね笑



③胸部X線・CTを含めた画像診断系9冊

第1位!!!

1位 ”やさしイイ胸部画像教室”

・10段階評価

★★★★★★★★★☆

・読み返し度

★★★☆☆

・読んだ割合

★★★★★ 読破

・感想

読みやすいし、分かりやすいし、ためになる。まさしくオススメ参考書です。

僕の持論に「よく目にするものほど早い時期に勉強しろ」というものがあります。

胸部X線、心電図、輸液、抗菌薬などは医師として働くうえで避けようがないものを、研修医が始まった時に1度勉強しておくと、その後の研修生活でどんどん自分の理解が深まっていきます。

その勉強を怠っていると、2年目でも明らかな肺野の浸潤影しかみれないといったことになります。

シルエットサインまでしっかり理解しておくと、本当にCTのS何領域に病変がありそうかまで推測することができます。

実は、去年までは次に紹介する「胸部X線・CTの読み方やさしくやさしく教えます!」の方をオススメしていたんですが、

実際に読み返して勉強しなおすのはこっちの参考書の方が多かったので、この参考書を画像診断系の第1位に持ってきました。


第2位!

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2位 ”胸部X線・CTの読み方 やさしくやさしく教えます”

・10段階評価
★★★★★★★★★☆

・読み返し度

★★☆☆☆

・読んだ割合

★★★★★ 読破

・感想
僕が、1年目の8月ごろに読んで「あ、全く胸部X線もCTもちゃんと読影できてなかったんだ」と思い知らされた名著です。

あまりに衝撃だったので、1年目の研修医には「最初に一回ちゃんと勉強しておきな」とこの参考書をオススメしていました。

初期研修で人気病院である亀田総合病院の呼吸器内科の先生が培った「読影ルーティーン」を教えてくれるので、初めにこういったもので自分の読影パターンを作っておくといいと思います。

上で紹介した「やさしイイ胸部画像教室」もいいですが、この参考書もかなりいいです。

星9つ!!!


第3位!!

3位 ”画像診断に絶対強くなる ワンポイントレッスン”

・10段階評価

★★★★★★★★☆☆

・読み返し度

★★★☆☆

・読んだ割合

★★★★★ 読破

・感想

この参考書は読むだけで、来るべき「怖い疾患」の画像診断が勉強できるオススメの参考書です。

やはり、画像診断は「1度見たことがあるか」がかなり大きなウェイトを占めています。

そして、この参考書の良さはその画像所見を見たときに、もう一度開いて参考にすると色々と芋づる式に知っておくべきことが勉強できる点です。

虫垂炎による(腹膜炎を伴う)麻痺性イレウスを、単に腸閉塞として外科に紹介して、

「これは虫垂炎による腸閉塞ですね、これからオペします」と言われたときは、

自分の認識の甘さにゾッとしました。

そのことも実はこの参考書に書いてありました。



第4位!

4位 ”MRIに絶対強くなる撮像法のキホン Q&A”

・10段階評価

★★★★★★★★☆☆

・読み返し度

★★★★☆

・読んだ割合

★★★★★ 読破

・感想

この参考書は「MRIのT1, T2ってなんだっけ?」といつまでも覚えられずに、何回も開いて参考にしていました。

僕は学生中に全く勉強してこなかったので、MRIは本当に苦手でした。

でも、この参考書で地道に「T1, T2, FLAIR, 拡散強調画像, T2*, STIR, ADC map」などの意味やその画像の特徴を勉強し続けたら徐々に分かってきました。

僕と同じくMRIが苦手な人はたくさんいると思うので、そういった人にはかなりオススメです!



第5位!

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5位 ”フェルソン 読める!胸部X線写真”

・10段階評価
★★★★★★★☆☆☆

・読み返し度

★★★☆☆

・読んだ割合

★★★★★ 読破

・感想
呼吸器内科専門医の先生に「先生、やる気あるなら絶対これを読むべきだよ」と言われ、おすすめされた参考書です。

1965年に上梓されて以降、全世界中で読まれ続けている古典的名著です。

この参考書は「胸部X線」のみを扱った参考書であり、本当に基本的なところから胸部X線の本質を語ってくれます。

こんなに、葉間裂やシルエットサイン、エアーブロンコグラムなどから情報が得られるとは!!!

次に紹介する「放射線科医のものの見方・考え方」と共に、読んでしまうと胸部X線の側面像を取らずにはいられません。

側面像なら心陰影や横隔膜と重なった部分も見えるし、基本的に葉間膜は側面像でしかみえません。


第6位

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6位 ”放射線医の ものの見方・考え方”

・10段階評価
★★★★★★★☆☆☆

・読み返し度

★★★☆☆

・読んだ割合

★★★☆☆

・感想
こちらも興味がある人にとってはかなり面白い1冊です。

「なぜそういう画像になるのか」という病態を常に考える放射線科の先生が、30年間で培った知恵・ノウハウを存分に発揮しています。

胸部X線、腹部X線、CT全てを取り扱っています。

色々な画像診断の参考書を読んできていたので、だいたいのことは分かっただろう、とタカをくくっていたのですが、
この本を読んでみると、知らなかったためになる知識満載で、読み進める手が止まりませんでした!
少し高いですが、興味あって読むつもりであればかなりオススメです。


第7位

7位 ”画像診断に絶対強くなる ワンポイントレッスン2”

・10段階評価

★★★★★★☆☆☆☆

・読み返し度

★☆☆☆☆

・読んだ割合

★★★★★ 読破

・感想

デキレジの第2弾を読んだ時と同じ感想です。

「あぁ、人気だったから第2弾書いたっぽいけど、大事なことは全部1冊目で伝えちゃってたんだなぁ」です笑

ネタが切れてきたのか、縦隔の読み方を3回に分けてチョー詳しく書いたり、

PETの読み方を書いたり、かなりマイナーどころを攻めずにはいられなくなっています。

(もちろん、勉強にはなりましたけどね!!)


第8位

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8位 ”今さら聞けない画像診断のキホン”

・10段階評価

★★★★★☆☆☆☆☆

・読み返し度

☆☆☆☆☆

・読んだ割合

☆☆☆☆☆

・感想

これは、項目立てもよく、通読しやすそうな内容で、「小児腹部エコー」も大項目として入っているため、ぜひ読みたいと思って買った参考書ですが全く読んでないです笑

よさそう、とだけ書いておきます。


第9位

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9位 ”画像診断コンパクトナビ”

・10段階評価

★★★★☆☆☆☆☆☆

・読み返し度

☆☆☆☆☆

・読んだ割合

☆☆☆☆☆

・感想

買って開いてみて、「これは医学生の時に参考にするべき参考書だったな」と思いました。

確かに豊富な画像と簡潔な説明でわかりやすいんですが、画像ならgoogle検索でみつかるし、詳しい内容は別の参考書を参照したくなる程度の内容です。

人によりますが「画像のyear note」くらいだと思ってもらえるといいと思います。

僕の評価は低いですが、持っている同期はいました笑


④研修医生活でお役立ち系18冊

第1位!!!

1位 ”ジェネラリストのための内科診断リファレンス”

・10段階評価

★★★★★★★★★★

・読み返し度

★★★★★

・読んだ割合

★★☆☆☆

・感想

この参考書は有名だと思いますが、他の追随を許さないほどデータやエビデンスが圧倒的です!

気になる項目について、この参考書で毎回調べるくせをつけると研修医では頭一つとびぬけると思います。

身体所見や検査所見の感度・特異度はもちろんのこと、疫学データや最近のエビデンスまで書いてあり、引用した論文も明記してあります。

よく言うのは「何か考察するときにはこの参考書を調べて、文献を英語で書いておけば完璧」ということです笑

実際、それくらい優秀な参考書です。

ぜひ買って、2年間の研修医生活で事あるごとに調べるようにしてみてください!!!

星10個です!!!



第2位!!!

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2位 ”内科レジデントの鉄則”

・10段階評価

★★★★★★★★★☆

・読み返し度

★★★★☆

・読んだ割合

★★★★★ 読破

※2018/5/8追記 僕が読んだのは第2版であり、上記リンクは新しい第3版のものになります

・感想

この参考書はいったい何を勉強したらわからない時に読んでも、研修医に役立つ情報が隅から隅まで詰まっているのでおすすめです!!!

2年間研修して、もう一度読み直しても「本当に大切なこと」が書いてあります。

一度最初に全部読んでしまって、そのあとことあるごとに読み返す勉強法がかなり有効だと思います。

この1冊だけでも完璧に理解して暗記してくる1年目がいたら、一目おきますね。

そのくらい名著です。



第3位

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3位 ”わかってきたかも「医療統計」・・・だけど論文読めません!!”

・10段階評価

★★★★★★★★★☆

・読み返し度

★★★★☆

・読んだ割合

★★★★★ 読破

・感想

この参考書は全くの無名だと思いますが、かなりオススメなので星9つで紹介します。

研修医1年目で大学病院に勤務しているころは、

上級医と一緒に論文検索して、時にはカンファの考察をやらせてもらったりしていたので、

かなり普通に論文を読む雰囲気でした。

しかし、2年目で市中病院に来たところ(しかも体育会系)、

研修医のみんなに論文を読む習慣がないことに気づきました。

しかし、臨床では結論が出てない分野がたくさんあります。

意外と「虫垂炎の手術適応」とかも、明確な基準があるわけではないんです。

そんなときに、「自分はどう考えるか」「何を信じるか」は自分で最新の論文を読み解くほかありません。

この参考書では、

・とりあえず、PICO/PECOだけ読んでみよう

・気になったらabstractだけ読んでみよう

・図と表だけチラ見して、論文を理解してみよう。

・メタアナリシスの読み解き方って?

・観察研究で気を付けるべきこと!

などなど、英語論文を読み解いていく上で知っておくといいことが大量に詰まっています。

この本に書いてあることを、同期数人にミニレクチャーしたら、相当勉強になったとかなり喜ばれました。

かなり気軽に読めて、勉強になる内容なのでぜひ読んでみてください!!!


第4位!

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4位 ”薬がみえる”

・10段階評価

★★★★★★★☆☆☆

・読み返し度

★★★☆☆

・読んだ割合

★☆☆☆☆

・感想

この薬がみえるは、好きそうな人にはお勧めしている参考書です。

例えば、免疫抑制時とか抗血小板薬とかって意外とみんなどういった薬理作用になっているのか知らない人が多いと思います。

しかし、その薬理作用まで理解すると、その薬剤を使うときに気を付けるべきこと、つまり副作用が簡単に覚えられるようになります。

抗血小板薬の、アスピリンはCOX阻害薬で、クロピトグレルはADP受容体阻害薬、シロスタゾールはPDE阻害薬です。

なぜ、抗血小板作用を示すのか、どういった副作用があるのか、知ってますか?

薬がみえるを持っていれば、調べることができます。


第5位!

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※第7版↑が出版されたようですが、460→280ページに大幅に内容がカットされているようです。必ずしも最新版がよいかは、自分で判断してください。

5位 ”異常値の出るメカニズム”

・10段階評価

★★★★★★★☆☆☆

・読み返し度

★★★☆☆

・読んだ割合

★☆☆☆☆

・感想

この参考書も読んだ部分はかなり少ないですが、かなりオススメの参考書です。

例えば、ビリルビンとかAST, ALT, ALPなどがどういった時になぜ検査値として上昇するのかを、おおもとの病態から詳しく書いてくれています。

この検査値って本当に意味あるの?とか、

どんな時に上がるの?とか、逆にどういった要素があるだけでも上がってしまうの?とか疑問にこたえてくれます。

辞書的な使い方ですが、研修をしているとこの参考書がないと解決しない疑問が多々出てくると思います。


第6位

6位 ”デキレジ”

・10段階評価

★★★★★★★☆☆☆

・読み返し度

★☆☆☆☆

・読んだ割合

★★★★★ 読破

・感想

正直、内容の濃さから言うともっと上にランクインすべき参考書なんですが、内容がかなり上の「内科レジデントの鉄則」とかぶってます。

会話形式で学ぶほうが勉強になる人には、かなり勉強になると思います。

個人的には「内科レジデントの鉄則」を復習していたし、上の3,4,5位の参考書に関しては代替の参考書がない、という点でこの参考書を6位におかせてもらいました。

参考書としては、かなりレベルが高いです。


第7位

7位 ”同効薬の使い分け なぜこの薬を選ぶ?”

・10段階評価

★★★★★★★☆☆☆

・読み返し度

★★★☆☆

・読んだ割合

★★★★★ 読破

・感想

この参考書は研修医1年目の初めのほうに読んだ参考書ですが、

降圧薬や利尿薬、睡眠薬や便秘薬などの使い分けが書いてあり、違いが全く分からなかったときに読んだのでかなり勉強になりました。

時折読み返して、特徴を思いだすこともあったので役に立つ参考書だと思います。


第8位

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8位 ”ヤバレジ”

・10段階評価

★★★★★★☆☆☆☆

・読み返し度

★☆☆☆☆

・読んだ割合

★★★★★ 読破

・感想

実はこの参考書、内容は「鑑別診断」です。

なので、鑑別診断系の参考書にランクインさせることも考えましたがわかりやすいようにこっちに配置しました。

内容としては、会話形式で分かりやすいので申し分なく、1年目の早い段階で通読するには勉強になると思います。

しかし、僕はある程度鑑別診断を勉強してから読んでしまったので、あまり恩恵を感じませんでした・・・


第9位

9位 ”チーレジ”

・10段階評価

★★★★★★☆☆☆☆

・読み返し度

★☆☆☆☆

・読んだ割合

★★★☆☆

・感想

チーレジのstep1は全部読みましたが、step2はほぼ読んでいません。

内容はかなりいいんですが、なんというか・・・僕としては少し使いにくかったです。

会話形式で通読向けの参考書なんですが、結構内容が深いのでかなり忘れてしまいます笑

でも、あとで戻ってきて検索しやすい形式ではないので、結局一回読んでへぇ~と思ってもそのあと読み返すことがなく、なかなか僕に定着しませんでした。

いろいろな分野の大事なところをつまみ食いしてくれるので、2年目とかで通読するといい復習兼いい勉強になると思います。


第10位

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注)現在第3版が出ています

10位 ”トップジャーナルから学ぶ 総合診療アップデート”

・10段階評価

★★★★★★☆☆☆☆

・読み返し度

★★☆☆☆

・読んだ割合

★☆☆☆☆

・感想

この参考書は、持っていて参照している同期とか後輩がいたら痺れる感じの通な参考書です。

田舎に住む整形外科の先生がすべての科の疾患に対応するために”NEJM, JAMA, Lancet”といったトップジャーナルのレビューを読み、それを日本語でまとめてくれているという参考書です。

最新情報を知りたい、けど日本語で読みたい、というわがままにこたえてくれます。

好きな人はかなり好きな参考書だと思います。


第11位

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11位 ”誰も教えてくれなかった診断学”

・10段階評価

★★★★★☆☆☆☆☆

・読み返し度

★☆☆☆☆

・読んだ割合

★★★★★ 読破

・感想

この参考書は、研修医に必須とは言えないと思いますが、

感度・特異度の考え方や、検査前確率・検査後確率、鑑別診断のあげ方などは読んでもいいかもしれません。


第12位

12位 ”診断に自信がつく検査値の読み方教えます”

・10段階評価

★★★★☆☆☆☆☆☆

・読み返し度

★☆☆☆☆

・読んだ割合

★★★★★ 読破

・感想

なぜ異常値が出るのか、という点では上記の「異常値が出るメカニズム」をおすすめします。


第13位

13位 ”研修医になったら必ず読んでください”

・10段階評価

★☆☆☆☆☆☆☆☆☆

・読み返し度

☆☆☆☆☆

・読んだ割合

★★★★★ 読破

・感想

研修医になっても、全然読まなくていいです。


⑤循環器内科(心電図含む)8冊

第1位!!!

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1位 “3秒で心電図を読む本”

・10段階評価

★★★★★★★★★☆

・読み返し度

★★☆☆☆

・読んだ割合

★★★★★ 読破

・感想

これは研修医1年目の最初に読んでよかったちょーオススメ参考書です。

この参考書を読めば、「正常な心電図を自信をもって正常と言う」ことができるようになります。

それができると「心電図への抵抗」が減り、心電図が親しみやすくなります。

心電図はどこの科にいこうと絶対読めないといけないので、最初にこういう参考書で勉強することをオススメします。

そしてさらにオススメなのが、心電図についてはこの1冊だけでなく、今から↓紹介する「心電図の読み方 パーフェクトマニュアル」や「心電図の読み方、診かた、考え方」でさらに深く心電図を勉強することです。

この参考書は心電図のとっかかりとしては最強だと思いますが、異常を指摘するレベルまでいくためにはさらなる勉強を必要とするからです。

何度も言いますが、抵抗を減らすという意味だけでもこの参考書はチョーおすすめなので読んでみてください!



第2位!!!

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2位 ”極論で語る循環器内科”

・10段階評価

★★★★★★★★☆☆

・読み返し度

★★★☆☆

・読んだ割合

★★★★★ 読破

・感想

僕が各科を回る時に事前に読んでおくようにしている「極論シリーズ」は、その科の専門家が代表的な疾患の大事なエッセンスを書いてくれていて、4時間ほどで通読できるというコスパ最強の参考書です。

神経内科・腎臓内科・循環器内科と読んできて、「読書系の参考書」としては今のところ最強です。

この参考書も循環器を回る前に、読んでおいたのですが、

・心筋梗塞で、実は30%も死亡率を下げるエビデンスがあり一番大事とも言えるのが、アスピリンの内服(腸溶薬なのでボリボリ噛ませる)

とか、

・PCIで使用するIVUSの説明(恥ずかしながら見たことなかったから知らなかった・・・笑)

とか、

・スタチンの強力な心血管イベントの減少効果(なんとLDL正常範囲の患者でもイベント発症を抑える笑)があるが、日本人は横紋筋融解症のリスクが高いかも?

とか、

4時間ほどで通読するだけで循環器の専門家の当たり前、がある程度身に付きます!

この極論シリーズの走りとなったのが、この循環器内科なんです。

ベタ褒めしてますが、辞書的な使い方ではなくて通読してだいたいのイメージをつかむ、って感じの使い方になると思います。極論シリーズはかなりおすすめです!


第3位!

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3位  “心電図の読み方パーフェクトマニュアル”

・10段階評価

★★★★★★★★☆☆

・読み返し度

★★☆☆☆

・読破度

★★☆☆☆

・感想

言わずと知れた名著。循環器内科を回った研修医は持っている人が多いんじゃないでしょうか。

内容はかなり細かいけど、実践的で、辞書的な使い方をしている人が多いのではないかと思います。

正直1冊目に通読しても勉強効率がいいような参考書ではないですが(あくまで僕の読書勉強法の場合ですよ!1冊目から細かく勉強する人は1冊選ぶならこの参考書がいいと思います)、ある程度勉強してから読むと色々と深みが出ていいです。

以前、上級医と一緒に心電図読んでmobizII型の房室ブロックだと焦ってコンサルトした症例が、全然違って、この参考書に房室ブロックと間違えやすい波形として紹介されてて、ハッとしました。

僕は研修医中に全部読み切ろうと思っています。



第4位!

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4位 ”心電図の読み方、診かた、考え方”

・10段階評価

★★★★★★★☆☆☆

・読み返し度

★☆☆☆☆

・読んだ割合

★★★★★ 読破

・感想

循環器を回っている間に心電図に強くなろうと読破した参考書です。

上記の「3秒で心電図を読む本」で心電図への抵抗は減っていたのですが、

心電図の異常がどういった異常なのか、その異常はなぜ起こっているのか、どう対処したらいいのか、と言った部分にまで踏み込んでいる本書はなかなか読み応えがありました。

正統派の心電図の読み方を、多くの症例を踏まえて説明してくれます。後半は全部症例ベースだったので読みやすかったです。


第5位

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5位 ”絶対わかる心エコー”

・10段階評価

★★★★★★★☆☆☆

・読み返し度

★★★★☆

・読んだ割合

★★☆☆☆

・感想

心エコーの勉強は、理解している人に説明してもらいながら教えてもらう、これに尽きます。

しかし、教えてもらったことを復習したり、思い出したり、心エコーのレポート読んで「これどういう意味だったかな?」と思ったりした時に、参考書があるとかなり便利です。

そういった意味でこの参考書は分かりやすくて、レポートの値の測り方からその値の意味まで説明してくれて分かりやすいです。


第6位

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注)現在第3版が出ています

6位 ”循環器治療薬ファイル-薬剤治療のセンスを身につける”

・10段階評価

★★★★★★★☆☆☆

・読み返し度

★★☆☆☆

・読んだ割合

★☆☆☆☆

・感想

循環器の薬の使い方を考え方や感覚から書いてくれている参考書で、これも有名参考書ですね。

僕は不整脈グループだったので、他の科では使わないような抗不整脈薬をガンガン使ってました。

他の科ではあまり使わないので、見るたびにこの参考書で調べるようにしていました。

どういった感覚で使っているのかなぁ、どういった機序で効くのかなぁ、といったことに答えてくれて辞書的に使ってました。作用機序からと病態からの2方向から循環器の薬の使い方を説明してくれてとても分かりやすいです。


第7位

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7位 ”循環器急性期診療”

・10段階評価

★★★★★★☆☆☆☆

・読み返し度

★☆☆☆☆

・読んだ割合

★★☆☆☆

・感想

この参考書はあまりオススメ参考書などで検索しても出てこない参考書ですが、INTENSIVISTという急性期治療についての有名雑誌の循環器の部分を集めて、足りない部分を執筆したという参考書です。

最近のエビデンスを踏まえて、急性期治療について議論しており、サムスカやhANPなどかなり使用されているけど今エビデンスとしてはどこまで蓄積されているのかといったかなり踏み込んだ解説をしてくれます。

知的好奇心に任せて読んでましたがその後ガイドラインを読んで、これを読む前に各ガイドラインを読むべきだったと反省しました。

 ”急性心不全治療ガイドライン(2011年改訂)”

 ”ST上昇型心筋梗塞の診療に関するガイドライン(2013年改訂)”

こういったガイドライン・日本での標準的な治療についてちゃんと理解した上で、このガイドライン発行から現在までに変わってきた治療のエビデンスについて、この「循環器急性期診療」で確認する、といった勉強法の方がよかったなと思いました。

それでも、最新のエビデンスとか大好きな人は読むと面白い参考書だと思います!!


第8位

8位 ”カテーテルアブレーションの基本とコツ”

・10段階評価

★★★★★☆☆☆☆☆

・読み返し度

★☆☆☆☆

・読んだ割合

★★☆☆☆

僕が循環器を回っていたときは不整脈グループだったので毎週アブレーションを見まくるということで、数時間ぼーっと突っ立っているのがいやだったので原理くらい勉強しようと購入しました。

アブレーションの概念や、CARTOシステム、またアブレーション前にはどういった検査が必要で何をみているのか、術中・術後はどういった合併症があり気を付けるべきか、というところも言及されていて、病棟をみる上でも役に立ったので読んでよかったです。

ただマニアックなので、循環器志望の人以外には全く勧めません笑

あとよかったのは、アブレーション前にこの参考書を読んで予習してたら、

「え、君循環器志望でもないのに、これ買って読んでるの?笑」とビビられて、その後メッチャ説明してもらえて気に入ってもらえたことくらいですかね笑


⑥腎臓内科(輸液含む)10冊

第1位!!!

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1位 ”輸液を学ぶ人のために”

・10段階評価

★★★★★★★★★☆

・読み返し度

★★☆☆☆

・読んだ割合

★★★★★ 読破

・感想

研修医になったら初めに学ぶべきと言われる輸液。

その1冊目としてこの本はベストだと思います。そして、この意見は2年目になっても変わりません。

2年間を振り返ってみて、1年目の4月にこの参考書を読んでおいたことは意味あることでした。

星9つとします!

その後詳しく輸液を学ぶにしても、最初に数時間でこの参考書を読破しておくことはかなり有用なことだと思います。

・関連記事

「輸液を学ぶ人のために」おすすめの参考書を研修医が読んだ感想


第2位!!!

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2位 ”体液電解質異常と輸液”

・10段階評価

★★★★★★★★☆☆

・読み返し度

★★★★☆

・読んだ割合

★★☆☆☆

・感想

電解質や酸塩基平衡の参考書として、1番有名といっても過言でない参考書がこれです!

僕も総合診療科を回っていた時に、低Na血症・高Na血症・低K血症・高K血症の治療・鑑別でかなりお世話になりました。

そのあとも電解質異常や酸塩基平衡で困ったときに事あるごとに参考にしています。

かなり詳しく、電解質異常・酸塩基平衡はこの1冊でいいと言われるほどの有名参考書です。

初期研修の2年間、参考にし続けると思うのでぜひ買ってみてください。


第3位!

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3位 ”考える腎臓病学”

・10段階評価

★★★★★★★★☆☆

・読み返し度

★★★★☆

・読んだ割合

★★★★★ 読破

・感想

腎臓っておもしろ!と思いながら、読んだ名著です!!!

理論的に腎臓の働きを読み解きたい人にはメチャクチャおすすめです。

読書がてら腎臓に詳しくなりたい好奇心旺盛な人には絶対適応ですね笑

最近読み返して面白かったのは、

4月に循環器内科回っていた時に「慢性腎不全の予後を改善する薬剤は3つともRAS系を抑制することによる(のではないか)」「しかし、ラシックスを40mg以上必要とする慢性心不全患者では、ループ利尿薬自体でRAS系を強く刺激するために予後改善効果が帳消しになってしまう」ということを聞いたのですが、

この名著ではループ利尿薬でなぜRAS系が強く刺激されてしまうのかというところもちゃんと書いてありました!

以下、引用

(レニン分泌刺激の重要な要素として、尿細管糸球体フィードバックがある。これは緻密斑に到達したクロールを感知して糸球体に伝えるものであった。緻密斑の細胞はクロールを再吸収し、その量を糸球体に伝えているのであるが、その再吸収のメカニズムがHenleの太い上行脚と同じNa-K-2Cl共輸送体によるものである。したがって、ループ利尿薬を投与すると、緻密斑細胞でクロールの再吸収は停止し、管腔内のクロールがゼロになったのと同じ状況になる。そのためにレニン分泌は強力に刺激される)

どうですか!?面白いですね!笑

こういった感じの病態生理から理解したい人はおすすめです。


第4位!

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4位 ”極論で語る腎臓内科”

・10段階評価

★★★★★★★★☆☆

・読み返し度

★★☆☆☆

・読んだ割合

★★★★★

・感想

僕が各科をローテーションする前に読むことを推奨している「極論シリーズ」

腎臓内科編もかなり素晴らしいデキとなっています。

たしか、4時間くらいかけて読んだんですが、

急性腎障害・輸液・酸塩基平衡と血ガスの読み方・Na,K・慢性腎臓病まで、

腎臓内科の基本を読破するだけで、一望できるようになっています。

僕は回る前に読むのを忘れてしまって、最初はチンプンカンプンで腎内の研修を始めてしまったので、やっぱりローテート前の週末に読んでおくべきだったなぁと後悔しました。

極論で語る腎臓内科も、かなりおすすめです!


第5位!

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5位 ”血液透析患者マネジメント”

・10段階評価

★★★★★★★★☆☆

・読み返し度

★★★☆☆

・読んだ割合

★★★★★ 読破

・感想

この参考書は、ついた上級医の先生から教えていただいたのですが、透析患者をみる上で必要なことがギュッと詰まっていてかなり良書でした。

・透析患者の貧血は正常値以下のHb10~12程度でコントロールすると予後がいいよ

・透析患者はもちろん腎性貧血になるからエリスロポエチン製剤使うけど、透析してるだけで年間1g以上の鉄失うから補充しないと絶対鉄欠乏性貧血にもなるよ

・その2つはフェリチンだけじゃなくてトランスフェリン飽和度もみて鑑別しようね

・血清Ca, P, intact PTHは正常に保つと生命予後よくなるからちゃんとコントロールしようね。そいつらを調節するにはこんな薬剤があるよ。

などなど、透析患者を診ていく上で必要なことが盛りだくさんでした!!!

透析患者は腎臓内科以外の科でもみないといけないことがあり、そういった時にこの参考書の内容を知っているとかなり有利だと思います!おすすめです。



第6位

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4904865278

6位 ”腎臓病診療に自信がつく本”

・10段階評価

★★★★★★★☆☆☆

・読み返し度

★★☆☆☆

・読んだ割合

★★☆☆☆

・感想

これも読みごたえがありました。

電解質異常や酸塩基平衡の話はもちろん、慢性腎不全患者の食事指導などまで、

プロブレムごとにしっかり章立てされているので、自分が気になるところだけ読むといった使い方でも十分に役に立ちます。他の参考書よりも詳しいところまで書いてくれている印象でした。

臨床に即していて、参考にするとかなりためになります。


第7位

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7位 ”INTENSIVIST AKI特集”

・10段階評価

★★★★★★★☆☆☆

・読み返し度

★★★☆☆

・読んだ割合

★★☆☆☆

・感想

腎臓内科回っている時に、AKIの緊急対応したのですが、

病態ややるべきこと、どういった流れで治療していくのか全く分からなかったので、ちょっとマニアックですが買って読んでみました。

インテンシヴィスト自体は、救急・集中管理の分野で有名な雑誌で、

AKIの場合は、どういった歴史でAKIという病態が認識されていったのか、どういった病態生理が考えられているのか、急性期に腎臓内科専門医がみるポイントはどこか、どうやって対処するか、までAKIのまつわることがかなり詳細に述べられています。

使う場面は限られますが、AKIに限ってはかなり勉強になりました。


第8位

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4758317704

8位 ”シチュエーションで学ぶ 輸液レッスン”

・10段階評価

★★★★★☆☆☆☆☆

・読み返し度

★☆☆☆☆

・読破度

★★★☆☆

・感想

半分くらいしか読んでないんですが、最初の半分に関しては分かりやすくてよかったです。

途中で輸液に興味がなくなって読まなくなっちゃいました笑

10段階評価もあてにしないでください笑


第9位

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4758303967

9位 ”腎生検診断Navi”

・10段階評価

★★★★★☆☆☆☆☆

・読み返し度

☆☆☆☆☆

・読んだ割合

★★★★★ 読破

・感想

正直に言うと、研修医は腎生検結果なんて理解しなくてもほぼ支障はないし、腎臓内科にすすまない人が理解する必要はないと思います。

僕は個人的に病理学が好きなので(病気がみえるから!)、読書がてら読んでみました。

かなり分かりやすくて写真も多くて勉強になりました。

唯一よかったのは「C1qが染まる腎炎って知ってる?」という上級医の質問に、「ループス腎炎ですかね」と答えて、「おぉ」と言ってもらえたことくらいですね笑


第10位

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注)現在2020-2022版が出ています

10位 ”腎疾患・透析 最新の治療 2017-2019″

・10段階評価

★★★★☆☆☆☆☆☆

・読み返し度

☆☆☆☆☆

・読んだ割合

★☆☆☆☆

・感想

これはミスりました。絶対研修医には必要ないです笑

腎臓内科を回っているときに少し時間があったので、最新の知見でも読みたいなと思って買ったのですが、研修医が読む必要のあるものではありませんでした。

電解質異常などの対処ものってるのですが、それらに関しては他の参考書で十分に補えます。


⑦呼吸器内科4冊

第1位!!!

1位 ”やさしイイ呼吸器教室”

・10段階評価

★★★★★★★★★☆

・読み返し度

★★☆☆☆

・読んだ割合

★★★★★ 読破

・感想

これは素晴らしい参考書でした。

2年目の8月に読んだんですが、1年目でこれを読みこんでたらそれだけで相当知識ついたな、とちょっと反省した参考書です。

僕も2年目ということで、「心不全」とか「画像教室」とかいくつかの項目については(知ってるよ)と思う部分もありましたが、「咳の鑑別」「肺炎の抗菌薬治療」とか残りの項目についてはかなりためになりました。

特に、感染症が好きで色々抗菌薬については勉強してきたんですが、「肺炎の抗菌薬治療」の部分は相当分かりやすくて、知らない知識もあり、頭の中も整理でき、とてもよかったです。

あと「MRSAは耐性菌である前に、ブドウ球菌である」には納得でした。みんな喀痰からMRSAが出ると、MRSA肺炎とか騒ぎだすけど、その前にブドウ球菌による肺炎をどれくらいみたことあるんだろうか・・・笑

研修医1年目でも、呼吸器内科を回る時にはぜひ読むといいと思います!!!



第2位!!!

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2位 ”呼吸器診療 ここが「分かれ道」”

・10段階評価

★★★★★★★★☆☆

・読み返し度

★★★☆☆

・読んだ割合

★★★★★ 読破

・感想

この参考書もかなりおすすめです!

たくさん参考書読んできましたが、呼吸器内科の研修医向け参考書には愛や熱い思いが詰まっていてどれも面白いです。

この参考書も、実臨床で引っかかるポイントを細かく、時に最新の文献を踏まえて回答してくれます。

「実際、タバコってどれくらい寿命縮めるのか」とか、「救急搬送された患者さんにwheezes聴取。喘息発作?COPD急性増悪?」とか、勉強になる項目ばかりでした。

呼吸器内科に行かないとしても、この参考書も呼吸器内科まわったタイミングくらいで是非読むといいと思います。


第3位!

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¥5,720 (2023/09/28 06:04:08時点 Amazon調べ-詳細)
4498130154

3位 ”呼吸器の薬の考え方、使い方”

・10段階評価

★★★★★★★☆☆☆

・読み返し度

★★★★☆

・読んだ割合

★★☆☆☆

・感想

呼吸器内科でよく使うであろう薬の使い方だけではなく、考え方から書いてくれています。

正直、「去痰薬」とか「咳止め」ってプラセボだと思ってたんですが、ちゃんとエビデンスあって選び方もあるということをこの参考書で学びました笑

大量の文献を元に、筆者がどう考えて薬を使っているのかが分かって、かなり勉強になります。

鎮咳薬から抗結核薬や分子標的薬、喘息の吸入薬にいたるまできめ細かく解説されています!!!


第4位

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金原出版
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4307203917

注)↓のレビューは2016年版のものです

4位 ”肺癌診療ガイドライン”

・10段階評価

★★★★★★☆☆☆☆

・読み返し度

★★☆☆☆

・読んだ割合

★☆☆☆☆

・感想

肺癌患者さんへの治療方針が全く分かっていなかったので、このガイドラインを眺めながら勉強していました。

抗がん剤がどういった考え方の元選ばれているのかが、軽くは分かった気がします。

インターネットで閲覧できますが、印刷できないので購入してしまいました笑


⑧麻酔科6冊

第1位!!!

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4758111111

1位 ”麻酔科薬剤ノート”

・10段階評価

★★★★★★★★☆☆

・読み返し度

★★★★★

・読んだ割合

★★★★☆

・感想

あとで紹介する「麻酔科研修チェックノート」もかなりいいんですが、最終的にずっと参照しつづけて、時には麻酔中に読みこんだのはこっちの「麻酔科薬剤ノート」の方でした。

そもそもどんな作用機序で鎮痛とか鎮静が行われているのかとか、

NSAIDsの作用機序とか、そもそもキシロカインの作用機序すらこれで勉強できます。

先生によって好みが分かれる術後鎮痛の薬剤とかも毎回確認していました。

個人的には、是非買って参考にしてもらいたい参考書です!


第2位!!!

注)現在第6版が出ています

2位 ”麻酔科研修チェックノート”

・10段階評価

★★★★★★★★☆☆

・読み返し度

★★★☆☆

・読んだ割合

★★★★☆

・感想

これは、誰に聞いてもどこのサイトをみてもオススメされている麻酔科研修医の参考書で、麻酔の流れとか麻酔中のトラブルシューティングとか、挿管の手順とか、麻酔科研修で必要不可欠な内容を過不足なく扱った参考書です。

文句なしのわかりやすさと便利さで、普通におすすめです。

基本的に、麻酔にめちゃくちゃ興味あります!以外の人はこれ1冊あれば事足りると思います。


第3位!

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4784962123

3位 ”麻酔への知的アプローチ”

・10段階評価

★★★★★★★☆☆☆

・読み返し度

★☆☆☆☆

・読んだ割合

★★☆☆☆

・感想

この参考書を僕は、一般的なことを書いている半分は読み込もうと思っていたんですが、結局150ページしか読めずに終わってしまいました。

読んだ部分に関しては、けっこう薬の薬理作用から書いてくれていたり麻酔をより深く学んでいる感じがあってよかったです。

全部読めなくて悔しかった参考書です。


第4位

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¥8,800 (2020/12/04 17:33:41時点 Amazon調べ-詳細)
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4位 ”MGH 麻酔の手引き”

・10段階評価

★★★★★★☆☆☆☆

・読み返し度

★★☆☆☆

・読んだ割合

★☆☆☆☆

・感想

麻酔科研修が1ヶ月も過ぎようとしたころに「麻酔科研修チェックシート」では、全然書いてくれていないことが多いことに気付き、麻酔科志望の友達に勧められて買ってみました。

腹部の手術、とか、小児の手術、とか、細かく特徴や注意点を書いてくれていて勉強になるんですが、

僕は1ヶ月しか回らなかったのであまり読み込めませんでした・・・笑

麻酔科研修が2か月くらいあって麻酔に興味がある人は、術中の空いた時間にその手術に関連した部分を読むようにするといいと思います。

興味ない人は多分必要ない参考書ですね笑


第5位

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5位 ”やさしくわかる! 麻酔科研修”

・10段階評価

★★★★★☆☆☆☆☆

・読み返し度

★☆☆☆☆☆

・読んだ割合

・感想

内容は極めて容易なんですが、「麻酔で何をしているか全く想像がつかない」という人が事前に予習したい場合に読むといいと思います。

でも、予習が必須な内容ではないし、麻酔科まわってから参考にするような内容ではないですね。


第6位

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“100倍楽しくなる麻酔科研修30日ドリル”

・10段階評価

★★★☆☆☆☆☆☆☆

・読み返し度

☆☆☆☆☆

・読んだ割合

★☆☆☆☆

・感想

これは必要なかったです笑

ちょっとだけ書き込んでみましたが、すぐやめました。

これこそちゃんと1例1例麻酔を経験していけば、必要ない参考書だと思います。


⑨救急・ICU5冊

第1位!!!

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外傷初期診療ガイドライン 第5版”

・10段階評価

★★★★★★★★★★

・読み返し度

★★★★★

・読んだ割合

★★★★★ 読破

・感想
これは研修医のうちに絶対読んでください!!!

このガイドラインは、初期研修2年目まで読んでなかったことが恥ずかしくなった教科書No.1です。

最初の26ページに初期診療の総論、primary survey, secondary surveyの流れが説明されてますが、この部分だけでもいいので何回も読んでください。

一応外傷のガイドラインですが、救急対応・蘇生の基本も多く含まれています。

僕は、1年目に医科歯科で研修して外傷患者も診ていたはずなんですが、このガイドラインを全く読んでませんでした。

2年目の今の病院では外傷患者がたくさんくると聞いて勉強しなおすと、ERに入ってくる外傷患者にすべきことがはっきりして対応に迷いがなくなるし、上の先生はかなり忠実にやっているんだなぁと一人で感心してました。

研修医は初期研修の間に、3次救急に触れないといけないカリキュラムとなっていると思うので、その機会に絶対このガイドラインに目を通してください。

最初の26ページだけ読んで、あとは必要に応じて参考にするといいと思います。

こんなに読みやすく、大切な知識がスッと入ってくるガイドラインはこれだけです。これは日本外傷学会が出しているガイドラインですが、参考書としてのレベル(読みやすさ、分かりやすさ)も天下一品です。

なんだかんだ、小児外傷・妊婦外傷の項目まで大切な情報盛りだくさんで、とても面白かったです。


第2位!!!

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2位 ”ICU/CCUの薬の考え方、使い方”

・10段階評価

★★★★★★★★☆☆

・読み返し度

★★☆☆☆

・読んだ割合

★☆☆☆☆

・感想

これは有名参考書だと思います。

個人的には、鎮痛・鎮静・筋弛緩の薬が使い慣れておらず、この参考書で勉強していました。

まだまだ読めていない部分が多いので、研修医が終わってからも参考にし続ける参考書なんだと思います。



第3位!

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4758106665

注)現在改訂版が発売されています

3位 ”ICU実践ハンドブック”

・10段階評価

★★★★★★★☆☆☆

・読み返し度

★★☆☆☆

・読んだ割合

★★☆☆☆

・感想

先ほどの「ICU/CCUの薬の考え方、使い方」は薬の使い方や薬理からの説明が詳しかったですが、この参考書は問題となる病態やプロブレムごとに項目だっているので、使いやすさや勉強のしやすさはこちらのほうが上かもしれません。

読んだ参考書の少なさからも推測できるように、個人的に集中管理には苦手意識があるので、もっと勉強している研修医から話を聞いた方がいいかもしれません。


第4位

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4位 ”人工呼吸器に活かす! 呼吸生理がわかる、好きになる”

・10段階評価

★★★★★★★☆☆☆

・読み返し度

★★☆☆☆

・読んだ割合

★★★★★ 読破

・感想

学生時代に少しだけかじったような呼吸生理を、

実臨床を踏まえて、分かりやすく解説してくれます。

酸素化不良ではどんなことが起こっているのか、病態を勉強出来て面白かったです。

呼吸生理を勉強した流れで、人工呼吸器の説明もしてくれるので、一通りの知識がつくようになってます。

呼吸生理から人工呼吸器まで一気に勉強したい人にはおすすめです!!


第5位

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第5位 “人工呼吸の考えかた”

・10段階評価

★★★★★☆☆☆☆☆

・読み返し度

★★☆☆☆

・読んだ割合

★☆☆☆☆

・感想

1年目の時に、人工呼吸器の設定や用語自体を理解するために参考にしました。

あまりよめませんでした。


⑩神経内科6冊

第1位!!!

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1位  “神経内科ハンドブック”

・10段階評価

★★★★★★★★☆☆

・読み返し度

★★★★★

・読んだ割合

★☆☆☆☆

・感想

研修医1年目に神経内科を回った時に購入した参考書です。

買った時は、1万5千円はたかいな~と思っていたんですが、

確かにこの参考書にしか載っていないような内容も多く、かなり役に立つ参考書でした。

2年目になっても、神経内科的な内容はいつもこの参考書で確認しています。

神経内科まわる人や、興味がある人は買ってもいいと思います。


第2位!!!

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4621088521

2位 ”極論で語る神経内科”

・10段階評価

★★★★★★★☆☆☆

・読み返し度

★☆☆☆☆

・読んだ割合

★★★★★ 読破

・感想

僕がおすすめの極論シリーズ、神経内科に関しても読んでいて勉強になることばかりです。

数時間の読書で、専門医の考え方の雰囲気がつかめます。

神経内科を回る前に、一読できると勉強になると思います。



第3位

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3位 ”病気がみえる 脳・神経”

・10段階評価

★★★★★★★☆☆☆

・読み返し度

★★★★★

・読んだ割合

★★☆☆☆

・感想

医学生時代からお世話になっている病気がみえるシリーズ。

やはり、パーキンソン病や多系統萎縮症などの有名疾患に関してはこの参考書で復習すると効率がいいように思います。

依然としてオススメです。



第4位

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4位 ”極論で語る睡眠医学”

・10段階評価

★★★★★★☆☆☆☆

・読み返し度

★☆☆☆☆

・読んだ割合

★★★★★ 読破

・感想

研修医に直結するような睡眠薬の使い方的な話はほぼなかったですが、

内容は面白かったです。

特に、「医師の睡眠不足」という項目では、

睡眠不足の自覚症状はある程度でプラトーに達するが、

睡眠不足によるミスの発生率は右肩上がりに増えていく、というグラフが印象的でした。

医師として働いていると「あれ、意外と寝不足でもいけるかもな」と勘違いする瞬間があると思いますが、実は注意力はグングン下がって医療事故に向かっていることを忘れてはいけません


第5位

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5位 ”神経伝導検査必携ハンドブック”

・10段階評価

★★★★☆☆☆☆☆☆

・読み返し度

★★☆☆☆

・読んだ割合

★★☆☆☆

・感想

神経内科を回っているときに、自分で末梢神経伝導速度を読めるようになりたいと思って勉強しました。

ある程度読めるようになりましたが、この参考書はほぼ役に立たなかったです笑


第6位

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注)現在改訂版が発売しています

6位 ”神経内科ゴールデンハンドブック”

・10段階評価

★★★☆☆☆☆☆☆☆

・読み返し度

★☆☆☆☆

・読んだ割合

☆☆☆☆☆

・感想

上で紹介した「神経内科ハンドブック」を持っているならこれは必要ありませんでした。


⑪膠原病内科4冊

第1位!!!

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1位 ”膠原病診療ノート”

・10段階評価

★★★★★★★☆☆☆

・読み返し度

★★☆☆☆

・読んだ割合

★★☆☆☆

・感想

有名な膠原病の参考書です。

あまり接することのない膠原病に対する専門医の考え方から勉強することができて、おすすめの参考書です。

病態や合併症など詳しく記載されています。

参考書が少ない分野であることもあって、ほぼ一強のような感じでした。

僕はこの教科書と「今日の診療サポート」というサイトで膠原病の疾患の勉強をしていました。


第2位!!!

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2位 ”一冊できわめるステロイド診療ガイド”

・10段階評価

★★★★★★★☆☆☆

・読み返し度

★★★☆☆

・読んだ割合

★★☆☆☆

・感想

ステロイドの使い方についての参考書ですが、

一番ためになったのは「ステロイドの副作用トラブルシューティング」という項目です。

膠原病の診断や治療をすることは少なくても、ステロイド内服中の患者を診ることはかなり多いです。

その時に、副作用にどういうものがあって、どのタイミングからどういった薬剤で副作用の予防をすることになるのかを完全に理解できたことはかなり有意義なことでした。

買おうと思う人は少ないかもしれませんが、地味にオススメな参考書の1つです。


第3位!

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3位 ”間質性肺疾患診療マニュアル”

・10段階評価

★★★★★★★☆☆☆

・読み返し度

★★★☆☆

・読んだ割合

★★★☆☆

・感想

これも、高いしみんなには勧めません地味にオススメな参考書です。

特に、「膠原病に続発する間質性肺炎」という視点からの説明が一番充実しているものを選んで買いました。

実は、呼吸器内科を回っているときに読み返してもかなり勉強になる良書でした。


第4位

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4位 ”リウマチ病診療ビジュアルテキスト”

・10段階評価

★★★★★★☆☆☆☆

・読み返し度

★☆☆☆☆

・読んだ割合

★☆☆☆☆

・感想

診察法から、膠原病の皮膚所見から、膠原病の病理像まで、

豊富なカラー写真で構成されており、1位として紹介した「膠原病診療ノート」に足りなかった部分を補ってくれます。

また関節の疾患も取り扱っており(痛風、偽痛風、感染性関節炎など)、「膠原病診療ノート」1冊では満足できない時に有効です。


⑫総合診療3冊

第1位!!!

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4498020723

注)現在“卒後15年目”版が発売されています

1位 ”卒後10年目 総合内科医の診断術”

・10段階評価

★★★★★★★★☆☆

・読み返し度

★★★★☆

・読んだ割合

★★★☆☆

・感想

この参考書は(優秀な!)卒後10年目の総合内科医が書いた参考書で、ほかの参考書より深い内容を書いてくれていることが多かったです。

なので、事あるごとにこの参考書も参照するようにしていました。

意外と「低Na血症」などの項目もかなりわかりやすいものになっていて、かなり信頼して読んでいました。

内容は多岐にわたりますが、これにはなんて書いてあるだろう、という気持ちでのぞくようにすると面白いです。


第2位!!!

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2位 ”この1冊で極める不明熱の診断学”

・10段階評価

★★★★★★★★☆☆

・読み返し度

★★☆☆☆

・読んだ割合

★★★★★ 読破

・感想

これは、総合診療科を回っているときに不明熱の鑑別につかった参考書です。

不明熱の原因として、忘れてはならないのは「医者が鑑別疾患を思いついていないことによる」医原性の不明熱です。

この参考書を読んで不明熱の診療にあたれば、研修医といえども鑑別疾患が上がらないという失態はおかすことはありません。

もし、不明熱の勉強が必要な人がいたら文句なしでオススメする参考書です。



第3位

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3位 ”極論で語る総合診療”

・10段階評価

★★★★★★☆☆☆☆

・読み返し度

★☆☆☆☆

・読んだ割合

★★★★★ 読破

・感想

総合診療を回る前に読破したのですが、あんまり印象に残らなかったです。

僕が回った総合診療科は2次救急当番みたいな感じだったので、この町医者系総合診療の内容とはあんまりマッチしなかったんだと思います。


⑬精神科3冊

第1位!!!

注)↑は改訂版ですが↓は第1版のレビューです

1位 ”本当にわかる 精神科の薬 はじめの一歩”

・10段階評価

★★★★★★★★★☆

・読み返し度

★★★☆☆

・読んだ割合

★★★★★

・感想

精神科の薬の機序や、抗精神病薬・抗不安薬・睡眠薬と並べられてグループ分けやその作用機序が頭に浮かばないような研修医は絶対読んだ方がいいです。

恥ずかしながら僕も、エビリファイとかレスリンとかジプレキサとか聴いてどの薬がどういった作用機序でどういった時に適応か全く理解してませんでした。

薬の名前を聴くたびにこの参考書を読み返すようにしてやって頭の中が整理されてきました。

研修医1年目でやっとくべきだったなぁと反省しました。

数時間で読めるのに得るものが多い参考書、つまり研修医におすすめする参考書の1つです。星9つ!!!


第2位!!!

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4787821903

2位 ”精神科 研修ノート”

・10段階評価

★★★★★★★☆☆☆

・読み返し度

★★☆☆☆

・読んだ割合

★☆☆☆☆

・感想

地味に評価している「研修ノートシリーズ」です。

網羅系の参考書が欲しいけど数万の教科書まではいらない、という時に最低限がまとまっていて便利です。

その「研修ノートシリーズ」の中でも、精神科はかなり特殊でした。

第1章「精神科研修へのアドバイス」

第2章「精神科研修でマスターすべきこと」
という、医学的な内容に入るまでに273ページも割いているからです。

その他にも、相方が統合失調症患者であるお笑い芸人の「松本ハウスの松本キック」からの寄稿もありました。統合失調症の当事者の文章も載っています。

患者やその家族の文章を載せた参考書を、僕は他に知りません。

それだけ、この参考書を編集した精神科の先生が研修医に精神科疾患の社会的影響を感じ取ってもらいたいんだと思います。


第3位!

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¥2,420 (2023/09/28 06:04:52時点 Amazon調べ-詳細)
4260038303

注)↑は第4版ですが↓は第2版のレビューです


精神科の薬がわかる本”

・10段階評価

★★★★★★☆☆☆☆

・読み返し度

★☆☆☆☆

・読んだ割合

★★★★★

・感想

インターネットで「精神科 研修医 参考書」で調べるとけっこう出てくる参考書です。

確かに、精神科の先生の処方の考え方が書いてあって勉強になります。

しかし、個人的には、精神科としてどうやって薬を出すかよりも、基礎の知識から足りていなかったので「本当にわかる 精神科の薬 はじめの一歩」の方をおすすめしておきます。

⑭小児科の参考書

ぼくは小児科に進む予定であったこともあり、購入した参考書が異常に多いです笑

小児科の参考書については別ページをご覧ください



以下ブログ過去記事からの転載です

以上、130冊(本ページで103冊)の参考書紹介を終わります!!!
数えてみたら55冊、読破してました!笑
ちなみに、総額76万円です!笑

この1つの記事を書くのだけで15時間以上かかりました・・・笑

しかし、この「大量の参考書のレビュー」は研修医になりたての時に、

自分に課したことでもありました。

それは、ネットで研修医向けの参考書の紹介記事や感想を書いた記事を検索したときに、

・明らかにPV目当てで書いたテキトーな記事、とか

・明らかに読んでもいないのに埋め合わせで書いたテキトーな記事、とか

・十年以上前に研修医だった医師が頑張って思い出してひねりだした記事

などがはびこっていたことに危機感を覚えたからでした。

毎年、1万人近くの研修医が新しく誕生しています。

しかし、その中の多くがどの参考書で勉強をすればいいのか路頭に迷っています。

はっきり言ってその事実自体が「医療全体としての損失」だと思いました。

絶対僕より優秀で、はるかに勉強している研修医は存在するはずなのに、

そのノウハウが伝わっていないんです。

「うわ、この参考書役に立たなかった!」

「この参考書すご!絶対後輩にすすめよう!」

「この前、先輩にこの参考書おすすめされたよ!」

その程度の情報すら、研修先の同期とか後輩くらいまでしか伝わっていません。

そのせいで、質の高い参考書にたどりつけずに終わってしまう人や、

あまり参考にならない参考書を買ってやる気を失ってしまう人も多いと思います。

そういった状況をどうにか打開しようと書いたのが今回の「大量参考書レビュー」です。

もちろん、頑張ってこんな記事を書いても全然足りないことはわかってます。

はっきり言います!

なんだかんだ興味が内科寄りなので、集中治療とか外科系の参考書はほとんどありません!笑

だって、小児科志望だもんね!笑

そんな限界は自覚していても、

「ほんの少しでも後輩たちが医学を学んでいくうえで、効率よくなりますように」

と、願って記事を書きました。

もっと言えば、

質の高い参考書を紹介して全国の研修医の標準が引き上がることで、

「少しでも医療の向上に貢献できますように」

「少しでも全国の患者さんがよくなりますように」

という、祈りに似た行為だったのかもしれません。

正直僕みたいな一介の研修医が、自信ありげに「参考書をおすすめする」ということには勇気が必要でした。

参考書レビューという、圧倒的な「独断と偏見」を全国の研修医に晒さねばならないからです。

でも、その根本は「どうにか後輩のためになれば」というけなげな思いであるということは忘れないでください(つまり、あんまり批判しないでください笑)

初期研修の2年間は、たったの2年ですが普通の大学生から医者になる大切な2年間です。

そして、この2年間でたくさんの「違和感」を抱くことになると思います。

多忙のあまり数時間待たせて数分しか診察ができない外来や、

専門用語ばかりの家族への説明、に対して抱くような「違和感」をたくさん経験します。

しかしながら、「医師になる」ということは、専門知識を身につけ特殊な環境に身をおいて「非常識になること」、だということも事実です。

非常識にならなければ医師としての仕事はできませんが、その非常識さが時に人を癒すという本来の目的を邪魔することがよくあります。

医師に「なる」過程で覚えた違和感こそが、僕たちがよい医師で「あり続ける」ために大切な気付きのように思います。

僕も医師になりたての研修医で抱いた「違和感」を忘れず、患者に向き合っていきたいと思います。

ということで、初期研修を終える僕の所信表明でこの記事を終わります。

では、

みなさんも一緒に勉強頑張りましょう!!

その知識が人を助ける(ちょっとだけ喜んでもらえる)時が絶対きます!



布施田泰之

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