書籍名
腎生理がわかれば、水・電解質異常がわかる!
レビューした人
初期研修医2年目放射線診断科志望
総合評価
★★★★★★★★☆☆
読み返し度
★★★☆☆
この参考書を読むタイミング
研修医1年目, 研修医2年目, 後期研修中やそれ以降
この参考書を一文で表すなら
可愛いイラストとは裏腹に、その内容は非常に高度!でも解説は丁寧で分かりやすい!
読者の感想
初期研修1年目の春、可愛いイラストにつられて購入。しかし読み始めてびっくり、可愛い顔した“きどにゃん”(表紙のネコ)が、関西弁でめちゃくちゃ難しい話をしだすのです!あまりのギャップについ笑ってしまったのを覚えています(笑)
しかし本書は、生物の進化における腎臓の役割に始まり、できるべくしてできたヒトの尿細管の仕組みを高度ながらもわかりやすく解説してくれます。また本書の半分以上は、実際の症例をベースに心不全や電解質異常などのCommon deseaseに対するマネジメントに割かれていて、実臨床にすぐに生かせる内容ばかりです。
本書は表紙のポップさとは裏腹に、腎臓内科専門医レベルの高度な内容を1冊で非常にわかりやすく解説してある良書だと感じました。
腎生理や水・電解質のマネジメントに興味がある方には是非読んでもらいたい一冊です。