書籍名
脳卒中ビジュアルテキスト 第4版
レビューした人
医師5年目、脳卒中内科医
総合評価
★★★★★☆☆☆☆☆
読み返し度
★★☆☆☆
この参考書を読むタイミング
後期研修中やそれ以降
読者の感想
脳卒中を専門とする医師は全員持ってる(と、思われる)本です。
自分は初期研修医2年目で奮発して購入しました。お値段12000円です。
脳卒中の基本的なことは全て網羅して記載され、図・イラストも豊富なため上級医が研修医に「ほら、こうこうこうだからこうなんだよ」と指導・解説するのに使うことが多い印象です。実際自分もそうやって教えられました。
なるほど!とその時は納得し、いざ脳卒中を専門とすることを決心し購入し読みましたが、まあ読みにくいです。大切なこともたくさん書いてますし、局所局所でわかりやすく参考になるところもあるのですが、通読するには向いていないですね。
少なくとも医学生・研修医が脳卒中の1冊目として読むには不適切ですし、神経内科や脳外科をローテートしているときに張り切って1から読み込もうとするのはやめた方がいいと思います。自分は今後通読に再チャレンジしてみますが、脳卒中を専門とする医師が、基本に立ち返りたいときや、辞書的な使い方、教育用に用いるものだと思います。
医学書の読むタイミングって大事ですね。