書籍名
救命救急24 最重症例から学ぶ現場の思考
レビューした人
研修医2年目、放射線科志望
総合評価
★★★★★★★★☆☆
読み返し度
★★★☆☆
この参考書を読むタイミング
研修医1年目, 研修医2年目
この参考書を一文で表すなら
3次救急現場での思考法を学べる、臨場感あふれる1冊!
読者の感想
墨東病院高度救命救急センター医師による著書。
3次救急病院救命センターに搬入された実際の症例を通して、どのタイミングでどのようなことを考えながら鑑別・治療を進めていくべきかを解説している。
本書で特徴的なのは、実際の臨床経過を分単位で時系列に沿って記載してある点である。搬入前の触れ込みの時点に始まり、来院後様々な所見が少しずつ判明する中でするべき処置や思考が記載してあり、3次救急の現場を追体験しながら学ぶことができる良書。
症例の臨床経過に対する改善点も指摘してあり、その点も研修医としてはとても勉強になる。
非常に臨場感があり単純な読み物としても面白いので、空き時間に読み進めるのに丁度良いと思われる。