書籍名
研修医のための見える・わかる外科手術
レビューした人
初期研修医2年目産婦人科志望
総合評価
★★★★★★★★☆☆
読み返し度
★★★★★
この参考書を読むタイミング
研修医働きたて, 研修医1年目, 研修医2年目, 医学生にもおすすめです
この参考書を一文で表すなら
外科手術、手順を予習するならこれ
読者の感想
外科ローテ専用かと思う題名ですが、僕は麻酔科、救命(術後ICU)の研修でも役に立ちました。
この本を読むことで、ざっくりですが手術の進行をイメージできるようになります。
手術は「今何を切っているのか」「これから何をするのか」などがわからないと辛いと感じがちかと思いますが、逆にここがわかってくるとぐっと面白く感じたり、興味が出てくるのではないかと思います。
そういう点では学生の外科実習で読むのもいいかもしれません。外科系に興味を持つきっかけになると思います。
個人的には外科研修の時に読むならネッターなどの解剖学アトラスも一緒に読むといいと思います。
麻酔科研修なら麻酔のあんちょこ本、ICUなら周術期の参考書と組み合わせることを強くお勧めします。麻酔科も手術の予習として使えますし、術後ICUも手術内容を把握したいときに使えます。意外と外科ローテ以外の時にも使える活躍する1冊です。
元から外科系には興味なくて、1か月のdutyだけなんとかしたい!みたいな人にも実はおすすめです。進行がわかるだけで、外科ローテは楽しくなってくると思います。
ただわざわざ購入するのも勿体ないので、持っている友達に、該当するページだけコピーするのでもいいと思います。
手術記録を書くには情報が少ないかもしれません。志望外科で執刀などさせてもらえるようになり、手術記録書いて!と言われたら別に成書を購入しましょう。
レビューした人
研修医1年目
総合評価
★★★★★★★☆☆☆
読み返し度
★★★★☆
参考書を読むのに有用なタイミング
初期研修医働きたて、1年目、2年目
読者の感想
道具の名前や糸の種類といった、基本的なことから載ってます。
一般外科、呼吸器、乳腺、心臓、外傷、産婦人科まで広く載ってます。
手術の詳しい手順書というよりは必要最低限が載ってるだけですので、初見の手術に対して、初めに読むといった使い方がいいと思います。
自分が執刀するときはイラストレイテッド外科手術の方がいいです。