書籍名
こういうことだったのか!!酸素療法
レビューした人
医師5年目(脳卒中内科医)
総合評価
★★★★★★★★☆☆
読み返し度
★★★★☆
この参考書を読むタイミング
研修医1年目, 研修医2年目
この参考書を一文で表すなら
酸素療法の本質を理解する
読者の感想
自分の患者さんがネーザルハイフロー(NHF)を使用していたのですが、NFHについてちゃんと勉強したことがないなと思い、酸素療法からしっかり学び直そうと考え購入しました。
内容はシンプルマスク、鼻カニューラ、リザーバー付マスク、ネブライザー付酸素吸入装置、Tピース、NHF、加温・加湿、酸素流量計などの酸素療法についてです。これらについて、「レジデントのためのやさしイイ呼吸器教室」で研修医時代に勉強していたのですが、いざ集中治療をするにあたり「わかったつもり」「実際に使いこなせていない」ことに気づかされました。加温・加湿や酸素流量計などはマニアックと思えますが、大事な内容だと思います。
人工呼吸器の勉強をする前に、まずは酸素療法から学んでみるのがいいかと思います。読むタイミングとしては、ちょっと勉強が進んできた時期に読んで、「こういうことだったのか!!」と感じるのがいいかも知れません。自分は本書の内容を上級医から学んだことは全くないですし、しっかり学んでいる先生はどれくらいいるのでしょうか?「仕組みや目的はよくわからないけれど、こうしておけばよい」を本書で正しましょう。
見開きA4サイズで、全100ページ程度です。読み切るのに時間はあまりかかりませんでした。値段も1800円とお安くなっています。オススメです。