内科

“プライマリ・ケア医のための 心房細動入門 全面改訂版(日経メディカル)”の感想

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書籍名

 プライマリ・ケア医のための 心房細動入門 全面改訂版(日経メディカル)

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B088WL43W3

レビューした人

 脳卒中内科医先生(医師5年目)

 

総合評価

★★★★★★★★☆☆

 

読み返し度

★★★★★

 

この参考書を読むタイミング

後期研修の働きたて

 

この参考書を一文で表すなら

心房細動診療の現在地

 

読者の感想

「2020年改訂版 不整脈薬物治療ガイドライン」に沿って、心房細動の診療を解説した本になります。内容としては、①AF総論、②AFの診断、③抗凝固療法、④複雑症例に対する対応(抗凝固療法をどうするか)、⑤症状緩和治療で章立てされ、見開きA4サイズで全約300ページです。ボリュームが多いようにも見えますが、研修医と指導医(筆者)の会話形式で読みやすく、行間も結構あるのでサクサク読めます。お値段は4000円。

本書は抗凝固療法のみならず、「全人的にAF患者を診る」というまさにプライマリーケア医の立場で書かれており、大変参考になります。特に超高齢で併存症が多く、各RCT結果やガイドラインをそのまま適応できそうにない複雑症例に対してどうするのか?というところに主眼を置いており、実際に診療する脳卒中医・循環器科医としては非常に勉強になると思いますし、診療の軸にしていきたいと感じます。急性発作時の対応や、2020年改訂版で実際にどこが変わったのかももちろんまとめてあります。

AFの分野は本当にアップデートが速く、ぼーっとしてると置いていかれそうですが、まずはAFの現在地を本書で確認するといいと思います。循環器科志望でない初期研修医が急ぎ手を出す必要はなさそうですが、ちょっとAFの勉強もしとこうかなと感じた内科医全般におススメです。

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