書籍名
病気がみえる vol.8 腎・泌尿器
レビューした人
医学科4年
総合評価
★★★★★★★☆☆☆
読み返し度
★★★★☆
この参考書を読むタイミング
臨床医学, CBT/OSCE, 臨床実習, 国家試験
この参考書を一文で表すなら
腎臓の機能の基礎からしっかり学べる本
読者の感想
こちらは、医学科2年の時に購入しました。
腎臓は、尿細管でのイオンの動きであったり、体内の電解質バランス、尿生成、ホルモンなど、範囲がさまざまで、苦手としている人が少なからずいるのではないでしょうか?低ナトリウム血症などの電解質異常は特に頻出事項ですが、なかなか頭の中で生理出来ていない人も多いと思います。
病気がみえるでは、そうした病態をそれぞれ適切に絵を用いて説明されているので、メカニズムを知りたい方に特におすすめです。実際、病態生理が分からなくなった時に、何度も図を見返しました。
ただ欠点として、図で簡略化しているからか、イオンの動きを絵でたどるのが少し難しく、絵を読み解くのに時間が若干かかるように感じます。ただ絵が無いよりは、よほど理解の助けになると考えられます。
また、輸液の内容も最低限ですので、しっかり学びたい方は他の参考書を追加で購入する必要があると思います。