集中治療・救急診療

“ACLSプロバイダーマニュアル AHAガイドライン2015 準拠”の感想

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書籍名

ACLSプロバイダーマニュアル AHAガイドライン2015 準拠

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レビューした人

 初期研修医2年目産婦人科志望

 

総合評価

★★★★★★★★☆☆

 

読み返し度

★★★☆☆

 

この参考書を読むタイミング

研修医1年目, 研修医2年目

 

 この参考書を一文で表すなら

 院内心停止をはじめとする、院内トラブルの備え

 

読者の感想

ACLSは、BLSの知識をもとに、アドレナリンやアミオダロンなどの薬剤投与の領域が入ってきます。その他、徐脈、頻脈の対応、急性期脳卒中などが含まれます。

ACLSは個人的に習得してよかったと思っています。
先日も述べた通り、初期研修医は実際に臨床の場に立つ+患者さんと対面で接する機会の多い立場なので、院内心停止などのトラブルに遭遇することもあります。

当院では院内心停止は救命科へスタットコールですが、到着までにACLSを展開できれば救命の質も上昇するのかなと思っています。
自身も院内心停止のファーストタッチを1件だけ経験しましたが、ACLS講習で学んだチームダイナミクスが活きたのか、CPRや上級医へのコール、看護師への指示出しなどができて、受講しておいてよかったと感じました。

難易度はやや難かもしれません。
心停止の波形の判別、頻脈、徐脈波形などの心電図解析が必要になってくるので、ACLSアルゴリズムに入る前に基本的な心電図波形を読むトレーニングが必要と思います。

テキスト代、受講料もBLSに比べやや高価ですが、初期研修のうちに習得することで、院内急変に一つ大きな自信がつくと思いますので、受講することを強くおすすめします。

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