救命当直や二次救急外来を経験する研修医をターゲットにしてある本です。 まず1番にいいと思ったのが、外傷のページが充実しているところです。
僕は救命当直の時、内科救急の本とJATEC外傷初期診療ガイドラインを毎回行き来してましたが、この本はそこが一冊にまとめられていていいですね。 婦人科・小児救急領域もしっかりページが割いてあります。
内科の二次当直してて思うのは、やはり要所で産婦人科の疾患がチラつくんです…(僕が産婦人科志望だからでしょうか…) そういう時、内科疾患だけでなく婦人科疾患が充実しているあんちょこ本が手元にあるのは、かなり心強いと思います。
アルゴリズム類もしっかり載っています。 ACLSだけでなく、PALS、外傷初期診療など、これらのアルゴリズムを調べたい時にいちいちいろんな本をひっくり返さなくてもこれ一冊で解決できるのは個人的にとても魅力です。むしろ解決まで2分いらないと思いました笑
三次救急の当直ではある程度プロトコールに沿った対応も求められますので、主要なページは付箋をつけておいて然るべきにすぐ見れるようにしておくと診療が捗りそうです。
目的のページにたどり着くまではどうしてもEvernoteとかよりも本・紙のほうが早いので… 4月から研修医の方も含めて、研修医の当直あんちょこ本としてぜひおすすめです!
救急外来
“当直ハンドブック”の感想
