書籍名
看取りの技術 平方流 上手な最期の迎えさせ方
レビューした人
初期研修医2年目産婦人科志望
総合評価
★★★★★★☆☆☆☆
読み返し度
★★☆☆☆
この参考書を読むタイミング
研修医働きたて, 研修医1年目, 研修医2年目
読者の感想
僕が地域医療研修の時、在宅医療の現場を見てみたいと思うことが多々ありました。そこで地域病院の院長にお願いして訪問看護師さんに1日着いて見学させていただく日をもうけていただきました。
僕がついた訪問看護師さんは、一見なんでもないように聞こえる日常会話から、患者さんのいろんな表情を引き出していく方でした。そうして一緒に在宅医療を作っていく姿を見て、僕は強い憧れを抱きました。
その訪問看護師さんから貴重なお話を伺っていく中で、在宅医療の現場を見てみたかったんですと伝えると、この本を紹介していただきました。
内容は老衰、疼痛管理、などの医学的なことから、患者家族からの悩みにどう答えるかなどの社会的なことまで内容は幅広いですが、緩和ケアの現場をイメージできて考えさせられる内容でした。
これから臨床医として現場に立って、この本の存在を思い出すたび自分を見つめ直し、そして何度も読み返していきたいと思った本でした。
参考書とはまた違うかもしれませんが、僕の初期研修生活で思い出に残る一冊を紹介させていただきました。