書籍名
忙しい人のための代謝学
レビューした人
初期研修医2年目産婦人科志望
総合評価
★★★★★★★★★★
読み返し度
★★★★☆
この参考書を読むタイミング
研修医働きたて, 研修医1年目, 研修医2年目
この参考書を一文で表すなら
基礎生化学を休み時間に復習できます
読者の感想
この本は僕が2年間で一番読み込んだ本です。
我々が学生時代に必死で覚えた生化学がすっきりまとめられています。
僕が集中治療・救命ローテの時に栄養について勉強していました。
そのうちに、「アミノ酸から糖新生ってどうなってるんだっけ」「乳酸ってできたあとどうなる?」など基礎医学の疑問がちらほら…
そこで生化学をもう一度勉強し直そうと思い、本書を購入。
ところで、臨床に基礎医学は必要かどうか。自分は現時点で断固Yesです。
研修医は臨床医の中でも基礎医学を勉強して間もない立場にいます。
臨床で行われる検査・治療等の医療行為はすべて基礎医学から根付いており、研修医という初学者の立場だからこそ「なぜこうなるのか」を面倒と感じても逐一基礎に立ち返って学ぶ必要があると思います。
本書の著者・田中先生のお言葉をお借りしますが、
『自ら調べ、自ら考え、自分なりの答えを見つける』
そのために、僕は一臨床医としてこれからも基礎医学を学び続けようと思っています。
以前ツイートもさせていただきましたが、基礎医学系の参考書はそのまま取っておくといいと思います。
生化学に関しては、本書はボリュームも多すぎず研修の昼休みとかに読めちゃいそうです。生化学をもう一度勉強し直したい方におすすめ!