産婦人科

“産婦人科研修ポケットガイド”の感想

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書籍名

 産婦人科研修ポケットガイド

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レビューした人

初期研修医2年目産婦人科志望

 

総合評価

★★★★★★★★☆☆

 

読み返し度

★★★☆☆

 

この参考書を読むタイミング

研修医1年目, 研修医2年目

 

この参考書を一文で表すなら

産婦人科志望でない方にも読んでほしい

 

読者の感想

産婦人科の数あるあんちょこ本のなかで、この本は産婦人科を志望してない人にも手に取っていただきたいと感じた一冊です。

産婦人科は周産期、腫瘍、女性医学、不妊の4つに大きく分かれます。国家試験を受けてみて感じた方もいらっしゃると思いますが、産婦人科は範囲が広いです…
本書は1か月という限られたローテーション期間で産婦人科学を勉強するのに、踏み込みすぎず、それでいて研修内容は網羅されているような、ちょうどいい情報量がまとめられていると思いました。

この本のいいと思う部分は大きく2つです。
一つ目は、巻頭に「産婦人科研修の大まかな流れ」として、産婦人科研修の心得が書いてあります。
たとえば「内診台やエコーを当てているときは不要な会話は慎む」など…
産婦人科は診察も含めてデリケートな部分が多いと思います。この部分はやや道徳的ですが、ページを割いてしっかり書いてあるのをみると、患者さんに気を配ろうという産婦人科上級医の先生からのメッセージなのだと感じます。

二つ目は、「もっと踏み込んで勉強したい人へ」として、各巻末にガイドラインや参考文献が載っていて、QRコードですぐ飛べるようになっているんです。
例えば「婦人科腫瘍に興味が出てきたから詳しく勉強してみたい!」となった場合にも対応できます。
ポケットサイズではありますが、情報量は充実しているので、ローテーション中に産婦人科に興味が出てきた人にも対応できる、非常に柔軟なあんちょこ本だと感じました。くわしさは★5です。
将来何科に進むか決まっていない方や、産婦人科を現時点で強く志望していない方も、産婦人科ローテーションを期に本書の購入を検討してみてはいかがでしょうか。

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