書籍名
産婦人科エコーパーフェクトマニュアル
レビューした人
産婦人科医まごさん
総合評価
★★★★★★★★★★
読み返し度
★★★★★
読者の感想
産婦人科領域の超音波検査を勉強するにあたり、何か自分の主軸になる1冊が欲しいと思い、本書を購入しました。
本書にした理由は大きく2つあって、
1つめは電子版でエコーの動画が見られるというところです。産婦人科に限らず、エコーは動画で見て周囲の構造物や位置関係がわかって初めて静止画で理解できると思っているので、僕のような初学者にとっては動画から勉強できるのはとても助かっています。初学者~中級者対象とも書いてあるので購入の敷居も低かったです。
2つ目は、本書のコンセプトが
①疾患知識と典型画像を頭に叩き込むこと
②きれいに描出するための理論を学ぶこと
③そして、たくさん検査をすること
でありとても共感したということと、やはり最初、典型画像を覚えることから始めるには、本書は1枚のビューの解説が充実しているのでとても勉強になります。
初期研修では、上級医/レジデントの先生方の妊婦健診陪席をすることをおすすめします。できれば胎児スクリーニングの陪席も!
僕には胎児エコーで尊敬する上級医の先生がおりまして(僕が勝手に言ってるだけなんですけど)、その先生の外来に陪席し、本書を一緒に読んで解説いただいた時間はとても勉強になりました。
僕はまだ赤ちゃんのサイズも正確に出せるかどうかの見習い産婦人科医ですが、本書と長い付き合いをしていきたいと思っています。