引き続き、当サイトにおける金原出版の医学書の中から売上TOP10にランクインした本をまとめました!
早速ですが、映えある第一位に輝いたのは…
『NICUマニュアル(第5版)』
でした!小児科関連の書籍やガイドラインが多くランクインしていますね。
次郎作の「金原出版」の印象は、
「各科のガイドライン系を取り揃えている」です!
ちょっと今回のランキングとはずれていますね笑
今回は当サイトにレビューがあったのが10件中3件、と不甲斐ない気持ちで一杯ではありますが、みなさんが今回ランクインした本をお買い上げの際には、ぜひレビューを書いていただけるとありがたいです!
それでは順に見ていきましょう!
第10位 小児急性中耳炎診療ガイドライン 2018年版
第9位 膵癌診療ガイドライン 2019年版*
第8位 がん薬物療法に伴う末梢神経障害マネジメントの手引き 2017年版 (JASCCがん支持医療ガイドシリーズ)*
第7位 病棟血糖管理マニュアル(第2版): 理論と実践*
第6位 がん薬物療法に伴う皮膚障害アトラス&マネジメント (JASCCがん支持医療ガイドシリーズ)*
第5位 こんなとき、フィジカル: 超実践的! 身体診察のアプローチ*
第4位 こんなとき、フィジカル2 超実践的! 身体診察のアプローチ*
第3位 Fever 発熱について我々が語るべき幾つかの事柄*
第2位 小児感染症のトリセツREMAKE
第1位 NICUマニュアル(第5版)
※マークがついてるものは現在レビューがありません。先生方からのレビューをお待ちしています!
第10位 小児急性中耳炎診療ガイドライン 2018年版
レビューした人
小児科医4年目(サイト運営の次郎作)
総合評価
★★★★★★☆☆☆☆
参考書のレベル
発展編
使用した場面、役立ったエピソード
小児の中耳炎診療を考える上で一度は勉強する価値があるガイドライン
読者の感想
推奨抗菌薬にオラペネムが明記されているなど、少し物議を醸したガイドラインですが、中耳炎の診療を考える上で一読の価値があるガイドラインです。
耳鼻科学会が作っているだけあって、鼓膜所見を重視し鼓膜切開も積極的に行われる流れとなっています。
小児診療にどう役立てるかは各々の判断によると思います。
第9位 膵癌診療ガイドライン 2019年版
本書籍については現在レビューがありません。先生方からのレビューをお待ちしています!
第8位 がん薬物療法に伴う末梢神経障害マネジメントの手引き 2017年版 (JASCCがん支持医療ガイドシリーズ)
本書籍については現在レビューがありません。先生方からのレビューをお待ちしています!
第7位 病棟血糖管理マニュアル(第2版): 理論と実践
本書籍については現在レビューがありません。先生方からのレビューをお待ちしています!
第6位 がん薬物療法に伴う皮膚障害アトラス&マネジメント (JASCCがん支持医療ガイドシリーズ)
本書籍については現在レビューがありません。先生方からのレビューをお待ちしています!
第5位 こんなとき、フィジカル: 超実践的! 身体診察のアプローチ
本書籍については現在レビューがありません。先生方からのレビューをお待ちしています!
第4位 こんなとき、フィジカル2 超実践的! 身体診察のアプローチ
本書籍については現在レビューがありません。先生方からのレビューをお待ちしています!
第3位 Fever 発熱について我々が語るべき幾つかの事柄
本書籍については現在レビューがありません。先生方からのレビューをお待ちしています!
第2位 小児感染症のトリセツREMAKE
レビューした人
小児科医4年目(サイト運営の次郎作)
総合評価
★★★★★★★★★☆
読み返し度
★★★★★
参考書のレベル
発展編、後期研修働きたて向け
使用した場面、役立ったエピソード
いつ:小児感染症を診るときはいつも
読者の感想
小児科医であれば絶対読んでもらいたい一冊です。
基本的な項目立ては、ほとんど小児感染症の診かた・考え方と同じで、違いは「風邪の診かた」「発熱へのアプローチ」の項がないくらいです。
こちらの良さは「抗菌薬の投与量と投与期間を明記している」ところです。
当直の時などに「あれ眼窩隔膜前蜂窩織炎って何の抗菌薬だっけ?何日間予定だっけ?」などとちょっと調べるのに使いやすい内容とレイアウトとなっています。
また、書かれている内容も「小児感染症の診かた・考え方」とかぶっていることもあれば、こっちのほうが詳しいこともあるので、比較しながら読むと面白いです。
特に感染性心内膜炎などは、
トリセツ:小児はエコーウィンドウが広く、経胸壁心エコーの感度が成人に比して高い(80%)
診かた・考え方:小児における経胸壁心エコーの感度は25〜50%で、成人よりも感度が低く、さらに複雑心奇形になるほど心エコーの感度は低くなります
と書いてあり、いってることが全く逆です笑
やはり文献や参考書は1つにしぼらず、最終的には自分で何を正しいと考えるかは決めていかないといけないと思います。
ただし、とりあえずこの参考書は全ての小児科後期研修医が読むべき参考書なので、文句は言わずに全部読みましょう。
第1位 NICUマニュアル(第5版)
レビューした人
当時小児科医3年目(サイト運営者の次郎作)
総合評価
★★★★★★★★☆☆
読み返し度
参考書のレベル
標準編
使用した場面、役立ったエピソード
いつ:NICU
どのように:日本のNICUでの治療を標準化しようという志で作られたもの
読者の感想
海外でも日本でもNICUにおいて、エビデンスに基づいた標準的な治療というものが現状としては少ないです。
施設ごとにマニュアルが違うことも多くあります。
そのような状況で、日本のNICUの医療を標準化するという目的で作られたのがこの「NICUマニュアル」です。
ほかのマニュアルと比べても、内容が詳しく、幅広く網羅されています。
マニュアルとしては他に紹介している「新生児診療マニュアル」の方がシンプルなので、他のものと一緒に使うことになると思います。
成育では1年目は健康な新生児の診察が主なので、2年目でNICUを回るまで参考にすることは少ないかと思います。
レビューした人
小児科医4年目(サイト運営の次郎作)
総合評価
★★★★★★★★☆☆
読み返し度
★★★☆☆
参考書のレベル
発展編、後期研修働きたて向け
使用した場面、役立ったエピソード
いつ:NICUローテーション中
読者の感想
各こども病院が出している4冊のNICUのマニュアル本を読んだ上で、結局一番詳しく勉強になったのがこのマニュアルでした。
このマニュアルは、施設の垣根を超えて日本全国のNICUの第一線で働く新生児科医が書いたマニュアルのため、やはり内容は詳しいです。
心エコーなども上級医に教えてもらった後、忘れてしまった項目など振り返ってみても一番詳しくて頼りになりました。
ただ、唯一の欠点ともいえるのが「ポケットに入るサイズではない」ことです。
どこかに置いておき、時折参考にする感じで使うことになると思います。