引き続き、当サイトにおける【中山書店】の医学書の中から売上TOP7にランクインした本をまとめました!
早速ですが、映えある第一位に輝いたのは…
『小児科外来の鑑別診断術―迷ったときの道しるべ』
でした!その他にも非常に良質な小児科関連の書籍が数多くランクインしていますね!
中には全部知ってる!はたまた全部持ってる?!なんてツワモノもいるかも知れませんが、レビューには実際の臨床で役に立ったエピソードなんかも書いてあるのでぜひ見てみて下さいね。
それでは順に見ていきましょう!
第7位 臨床力をアップする漢方ー西洋医学と東洋医学のW専門医が指南!※
第6位 小児外来で役立つ外科的処置 (小児科臨床ピクシス)※
第5位 子どものけいれん・てんかん 見つけ方・見分け方から治療戦略へ
第4位 最新ガイドライン準拠 小児科診断・治療指針 改訂第2版
第3位 川崎病のすべて (小児科臨床ピクシス)
第2位 小児てんかんの最新医療 (小児科臨床ピクシス)
第1位 小児科外来の鑑別診断術―迷ったときの道しるべ
※マークがついてるものは現在レビューがありません。先生方からのレビューをお待ちしています!
第7位 臨床力をアップする漢方ー西洋医学と東洋医学のW専門医が指南!
※本書籍については現在レビューがありません。先生方からのレビューをお待ちしています!
第6位 小児外来で役立つ外科的処置 (小児科臨床ピクシス)
※本書籍については現在レビューがありません。先生方からのレビューをお待ちしています!
第5位 子どものけいれん・てんかん 見つけ方・見分け方から治療戦略へ
レビューした人
小児科医4年目(サイト運営の次郎作)
総合評価
★★★★★★★★☆☆
読み返し度
★★★☆☆
参考書のレベル
発展編、後期研修働きたて向け
読者の感想
外来をみない成育レジデントの宿命ですが、てんかんの長期フォローはとても苦手です。
症候群ごとの特徴や、脳波の読み方からちんぷんかんぷんなことが多いので、少なくとも各症候群の特徴や好発年齢のイメージは持つことから始めるといいと思います。
そういった内容を一番分かりやすく書いている参考書がこの参考書になります。
小児のてんかんを勉強する時によくおすすめされる参考書です。
第4位 最新ガイドライン準拠 小児科診断・治療指針 改訂第2版
レビューした人
小児科医4年目(サイト運営の次郎作)
総合評価
★★★★★★★☆☆☆
参考書のレベル
標準編
使用した場面、役立ったエピソード
初めて出会う疾患で毎回読むようにし、勉強になった
読者の感想
最新のガイドラインに準拠するように書かれており、2017年に出版された参考書です。
別記事で紹介している「小児疾患診療のための病態生理」よりも簡潔で分かりやすく、初めて出会う疾患で毎回読むようにして勉強になりました。
勉強が進むにつれて、徐々に参照する頻度は減りますが、最初の勉強にはいいと思います。
第3位 川崎病のすべて (小児科臨床ピクシス)
レビューした人
小児科医4年目(サイト運営の次郎作)
総合評価
★★★★★★★☆☆☆
参考書のレベル
標準編
使用した場面、役立ったエピソード
川崎病に関して日本語でまとめてあり、理解が深まった
読者の感想
川崎病は入院施設に患者が集まるので、診る施設ではある程度の頻度で出会うことになります。
川崎病患者はアジアに多く、英語文献があまり充実していません。
よって、日本語でしっかりとまとめられているこの参考書を読むと、かなり理解が深まります。
例えば動脈瘤が形成されるのは発症第12病日くらいであることは有名ですが、その時の病理所見はどうなっているのかなどは知らない方も多いと思います。
川崎病をより詳しく診れるようになる一冊です。
第2位 小児てんかんの最新医療 (小児科臨床ピクシス)
レビューした人
小児科医4年目(サイト運営の次郎作)
総合評価
★★★★★★★★☆☆
読み返し度
★★★★☆
参考書のレベル
発展編、後期研修働きたて向け
読者の感想
最新と言いつつ2014年が最終改訂が古いのが玉にキズではありますが、
内容はとてもよいです。
各症候群ごとの説明や、薬剤ごとの説明、特に「治療終了と再発」という項目の再発のデータや、治療期間中の定期検査のすすめ方などとても勉強になりました。
特に頻度の高いてんかんの臨床像や脳波所見、薬剤治療と予後などは意識的に学んでいくとよいでしょう。
第1位 小児科外来の鑑別診断術―迷ったときの道しるべ
レビューした人
小児科医4年目(当サイト運営者の次郎作)
総合評価
★★★★★★★★☆☆
参考書のレベル
標準編
使用した場面、役立ったエピソード
いつ:小児科として働き始めた最初の頃
どのように:メジャーな症候の鑑別疾患がしっかり分かりやすく記載されていた
読者の感想
小児疾患は大人の救急外来やウォークインで経験してきた鑑別疾患と全く異なります。
さらに言えば、小児の中でも年齢によって異なる鑑別疾患が挙がってきます。
そのため小児科として働き始めたばかりの時は、症候ごとに再整理する必要があります。
腹痛・下痢・嘔吐等のメジャーな症候の鑑別疾患がしっかり分かりやすく記載されているこの参考書は素晴らしかったです。
あまり有名でないかもしれませんが、実際に使ってみてかなり良い参考書でした。