“ICU/CCUの薬の考え方、使い方” の感想
書籍名
ICU/CCUの薬の考え方、使い方 ver.2
レビューした人
ぜん医つ先生(初期研修医2年目小児科志望)
総合評価
★★★★★★★★★★
読み返し度
★★★★★
この参考書を読むタイミング
研修医1年目, 研修医2年目
この参考書を一文で表すなら
薬の話だけかと思いきやそれだけじゃない
読者の感想
「ノルアドレナリンは何に溶いてどれくらいで落とす?」みたいないざ使うとなると具体的にどうしたらいいかわからないこと、「ストレス潰瘍予防はどんな時に考える?」みたいなICUでの管理で出てくる疑問を病態生理に基づいた解説で一個一個潰してくれる一冊。ICUハンドブックと並んで救急ICUローテ必携だと思う1冊。基本的に救急ローテはこの2冊ばっかり読んでました。
レビューした人
初期研修医2年目、3年目から産婦人科専攻の予定
総合評価
★★★★★★★☆☆☆
読み返し度
★★★☆☆
参考書のレベル
標準編
使用した場面、役立ったエピソード
ICU研修中に似たような薬剤をどのような場面でどのように選択しているのかなど薬剤の使い分けがわからない時に辞書として使用していました。
読者の感想
薬剤の作用機序などからしっかりと解説してくれておりわからない事があったりオーベンが何言ってるのか理解できなくて後で調べるのに役立っていました。
とても分厚いし通読するには少し向かないと思うので辞書として使用する程度がいいかな、と思いました。
レビューした人
当時初期研修医2年目(サイト運営の次郎作)
総合評価
★★★★★★★★☆☆
読み返し度
★★☆☆☆
参考書のレベル
発展編
使用した場面、役立ったエピソード
鎮痛・鎮静・筋弛緩の薬の使い方をこの参考書で勉強していました。
読者の感想
この参考書は有名だと思います。
鎮痛・鎮静・筋弛緩の薬を個人的に使い慣れていなかったので、この本で勉強していました。
読み終えていないところがまだまだあるので、初期研修後もこれを参考にし続けると思います。
“ICU実践ハンドブック” の感想
書籍名
ICU実践ハンドブック
レビューした人
ぜん医つ先生(初期研修医2年目小児科志望)
総合評価
★★★★★★★★★★
読み返し度
★★★★☆
この参考書を読むタイミング
研修医1年目
この参考書を一文で表すなら
救急ICUローテで必携の一冊
読者の感想
集中治療領域はどうしてもとっつきづらい印象ですがこの本はよくまとまっていてそれでいて管理のイメージがしやすい内容になっています。救急科志望の2年目の先生が持ち歩いていたのを見て1年目の時に買いました。疾患の話だけでなく気管切開など手技に関しても書いてくれてるところも評価点です。
レビューした人
サイト運営の次郎作
総合評価
★★★★★★★☆☆☆
読み返し度
★★☆☆☆
参考書のレベル
標準編
使用した場面、役立ったエピソード
どのように:病態やプロブレムで項目立てされており勉強がしやすい
読者の感想
薬の使い方や薬理からの説明が詳しく載っている「ICU/CCUの薬の考え方、使い方」に対して、この「ICU実践ハンドブック」には問題となる病態やプロブレムが項目立てされているので、こちらの方が使い勝手の良さや勉強のしやすさは上かもしれないです。
集中管理について僕が読んだ参考書の少なさからも推測できるように、この分野には個人的に苦手意識があるので、より詳しく知っている研修医に勉強法を聞くことが望ましいかもしれません。
“外傷初期診療ガイドライン 第5版” の感想
書籍名
外傷初期診療ガイドライン 第5版”
総合評価
★★★★★★★★★★
読み返し度
★★★★★
参考書のレベル
標準編
使用した場面、役立ったエピソード
これは研修医のうちに絶対読んでください!!!
こんなに読みやすく、大切な知識がスッと入ってくるガイドラインはこれだけです。これは日本外傷学会が出しているガイドラインですが、参考書としてのレベル(読みやすさ、分かりやすさ)も天下一品です。
読者の感想
このガイドラインは研修医の間に必ず読んで欲しいです!!
初期研修2年目に初めて読んで、それまで読んでいなかったことを後悔した教科書第1位です。
特に読んで欲しいのは最初の26ページです。この部分に初期診療の総論、primary survey, secondary surveyの流れが記されています。
とにかくこの26ページだけでも繰り返し読んでください。
外傷のガイドラインではありますが、救急対応・蘇生の基本についてもたくさん書かれています。
僕は大学での初期研修1年目、このガイドラインを全く読んでいませんでした。
初期研修2年目の病院では外傷患者が多いと聞いていたので、これを読んで勉強したところ、救急で運ばれてくる外傷患者への対応に迷いがなくなり、上の先生はしっかりとガイドラインに沿って診療をしていることがわかり感銘を受けました。
カリキュラム上、研修医は初期研修の間に一度は3次救急に関わると思うので、その際は確実にこのガイドラインを見てください。
まずは初めの26ページを読んで、残りは必要に応じて確認することがお勧めです。
“ガイドライン”であるにも関わらず、参考書としても読みやすく、ここまで大事な知識をすんなりと身につけることができるのはこの“外傷初期診療ガイドライン”だけです。
さらに、小児外傷・妊婦外傷の項目まで大事な情報満載で、すごく読み応えがありました。